シチズン時計マニュファクチャリングの社員である荒井 寛子(あらい ひろこ)氏が、令和3年度の黄綬褒章を受賞した。43年間もの間勤務する荒井氏は、唯一で社内最高の称号「時計組立スーパーマイスター」として高い評価を得ている。
62歳。長野県出身。1979年、株式会社平和時計製作所(現:シチズン時計マニュファクチャリング株式会社)入社。2012年に卓越技能者長野県知事表彰(信州の名工)、16年に現代の名工(厚生労働大臣賞)、18年には第7回ものづくり日本大賞(内閣総理大臣賞)の表彰を受ける。技能継承を目的とし、講師として全国を対象に地域社会や業界貢献にも力を注ぐ。
時計組立スーパーマイスターへ贈られた黄綬褒章
シチズン時計の製造子会社である、シチズン時計マニュファクチャリングの社員、荒井 寛子(あらい ひろこ)氏が、令和3年度の黄綬褒章を受賞した。この黄綬褒章は、第一線で業務に精通している者、他の模範となるような技術や実績を有する者に授与されるもので、大変名誉な賞だ。
平和時計製作所(現:シチズン時計マニュファクチャリング)へ1979年に入社した荒井氏は、これまで43年間もの間、時計のムーブメントの組み立てから完成品の組み立てに従事してきた、非常に長いキャリアを持つ人物である。2004年、社内規定で高度な技術・技能を保有しているとして「マイスター」に選ばれ、17年には社内規定で最も優れた技能を持つ「時計組立スーパーマイスター」の称号を保有している。
特に高級機械式時計の組み立てに従事する荒井氏だが、ものづくりの楽しさを伝える地域活動も精力的に実施。後進の育成や、技術講師として時計業界に大きく貢献する。
今回の表彰について、荒井氏は次のように述べた。
「この度、黄綬褒章という名誉ある素晴らしい章を賜りましたことに、心より感激しております。株式会社平和時計製作所(現:シチズン時計マニュファクチャリング株式会社)に⼊社してから、腕時計組立一筋に勤しんで参りました。これまで技能を磨くことができたのは、多くの諸先輩方のご配慮と関係者のご支援によるものと深く感謝しております。今後も決しておごることなく、お客様への感謝の気持ちを忘れずに精進をして参ります。企業理念である“市民に愛され市民に貢献する”のもと、後進の育成、技能継承にも尽力し、モノづくりの未来に貢献していきたいと思います」
Contact info: シチズンお客様時計相談室 Tel.0120-78-4807
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