フィリップスが今年アジアで開催したすべてのオークションでホワイトグローブ（全ロット完売）を達成

オークションハウス、フィリップスがアジアで行ったオークション史上初、2021年のすべてのセールでホワイトグローブ（全ロット完売）を達成した。さらに、2021年11月25日、26日に開催された第13回香港時計オークションでは、過去最多となる約1800名のオンライン参加者が集い、かつてない盛り上がりを見せた。

フィリップスのアジア時計部門が達成した、驚くべき結果

　フィリップスは、時計オークション史上最高の売上高を記録したジュネーブでのセールに続き、驚くべき結果を残した。2021年11月25日、26日の2日間で開催された第13回香港時計オークションでは、2億3100万香港ドル（約33億6011万円、1香港ドル＝14.55円、2021年12月3日現在、以下同）を記録したのだ。

　また、出品ロットの43%以上が最高エスティメイト価格を超えて落札され、フィリップス アジアの時計セールとしては、4億2200万香港ドル（約61億3838万円）を記録し、過去最高の年間売上高となった。今回のオークションを終え、フィリップス アジアの時計部門は、アジア地域のオークションハウス史上初めて、年間すべてのセールにおいて「ホワイトグローブ」を達成した。

　このような結果を受け、フィリップス アジア時計部門長を務めるトーマス・ペラッツィは、次のようなコメントを発表した。

　「今シーズンの販売実績は、前年比75％増、前シーズン比21％増となり、アジア地域で安定した成長を遂げています。私たちは、本オークションに多くの方々がご参加頂けたことを大変嬉しく思っています。香港の時計オークションでは、オンラインでの入札者数が続々と増えています。世界70カ国から1800人以上のオンライン登録者が集まり、アジアで開催されたオークションとしては最も多くの参加者数を記録しました。出品作品の約60％がオンラインで落札され、これまでの記録を塗り替えました。タイムレスなクオリティを誇る数々の時計は、いつの時代でも輝きを放ちます。今回のセールでは、多くの時計が最高エスティメイト価格をはるかに上回る価格で落札されました。特に、最もアイコニックなデイトナのバリエーションである「ポールニューマン・ジョン・プレイヤー・スペシャル」（ロット番号 819）と「パンダ」（ロット番号 1043）のふたつの世界記録を更新しました。12月11～12日にニューヨークで開催される、今年最後の時計セールも非常に期待をしています」

注目すべきトップ5ロット

フィリップスについて

　フィリップスは、200年以上の歴史を持つ、イギリス発祥のオークションハウスだ。20世紀および21世紀の美術・デザイン分野に特化し、全世界における美術品売買のプラットフォームを提供。モダンアートや写真、書物、時計、ジュエリーなどの分野に特化した専門家を擁している。ニューヨーク、ロンドン、ジュネーブ、香港のサロンでオークションや展示会を開催し、世界各地にオフィスを構え、東京など上記の都市以外でもサポートを行う。

　また、世界のどこからでもアクセス可能なオンライン オークションのプラットフォームを用意。オークションを通した売買の機会を提供するだけでなく、個人売買の仲介や、出品物の鑑定、評価などのサービスを提供している。