エプソンは、1964年に誕生した「オリンピアカレンダーダイバー」を現在的に解釈し、オリエントスターの新作「ダイバー1964」を発表した。オリジナルデザインを再現しながらも、自社製ムーブメントを搭載し、ISO準拠の防水性能を備えるなどスペックアップが図られている。
オリジナルデザインを再現した現代のダイバーズウォッチ
エプソンは、オリエントスターのスポーツコレクションに新作モデル「ダイバー1964」を追加した。今回発表された新作は、500本のみ製作される限定モデルで、そのレトロな外観が特徴だ。
自動巻き(Cal.F6N47)。22石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径40.2mm、厚さ14.5mm)。200m防水。世界限定500本(国内200本)。14万3000円(税込み)。
オリエントスターでは2019年からスポーツコレクションの展開をスタートし、中でもダイバーズモデルはコレクションを代表する人気モデル。このコレクションに加わった今作の原型となったのは、1960年台のはじめからダイバーズウォッチの開発に取りかかったオリエントが、64年に発表した伝説のファーストダイバー「オリンピアカレンダーダイバー」である。
本作は、オリンピアカレンダーダイバーが持つデザインが多く反映されている。ステンレススティール製の回転ベゼルをはじめ、一体的なインデックスやアロー型の針、細身のラグを配したケース形状などに見られ、ひと目で範に取ったモデルだと判断できるだろう。
その中で、基本的なダイバーズウォッチとしての性能は格段に向上している。当時は40mにとどまったケースの防水性能は、ISOが定めるダイバーズウォッチの規定に準拠し、200m空気潜水用対応へ強化された。ねじ込み式のリュウズやスクリュー式のケースバック、無反射コーディングを施したサファイアクリスタル製風防を備えた、本格ダイバーズウォッチへと強化された。
また、スペックアップを図ったのはムーブメントも同様だ。手巻き式だったオリジナルに対し、今作では自社製の自動巻きムーブメント Cal.F6N47を搭載。ダイバーズウォッチとしては珍しく、文字盤の12時位置にパワーリザーブインジケーターを配しており、パワーリザーブは実用的な約50時間を備える。
加えて、ブレスレットにはケース同様にSUS316Lの高品質なステンレススティールを採用。立体化と同時に手首へなじみ、プッシュダブルロック式のバックルが付属しているため、プロユースだけではなく普段使いでも重宝するだろう。
https://www.webchronos.net/features/69194/
https://www.webchronos.net/features/41091/
https://www.webchronos.net/features/40279/