四季の借景を切り取ったザ・シチズンの新作「アイコニック ネイチャー コレクション」発売

シチズンは、高い品質と精度を誇る「ザ・シチズン」シリーズに加わる新作として「Iconic Nature Collection（アイコニック ネイチャー コレクション）」の4モデルを発表した。窓で切り取った四季の借景を、土佐和紙でできたグラデーション文字盤で表現した限定モデルで、それぞれは250本のみが販売される。息吹（いぶき）と紺碧（こんぺき）は2022年3月4日から、綾錦（あやにしき）と静寂（しじま）は8月から発売開始予定だ。

グラデーションカラーの“和紙文字盤モデル”最新作

　腕時計の本質を追求し、高い精度を誇るコレクション「ザ・シチズン」から新たなシリーズが誕生した。今回披露されたのは、窓で切り取った四季の借景を、土佐和紙を用いた美しいグラデーションカラーの文字盤で表現した限定モデル「Iconic Nature Collection（アイコニック ネイチャー コレクション）」 の4モデルだ。

　本シリーズの特徴は、世界で最も薄い和紙と⾔われる「土佐典具帖紙（とさてんぐじょうし）」を用いた文字盤表現だ。窓で切り取った春の情景をイメージした「息吹（いぶき）」は、萌え出る新緑をコントラストの強いグリーンのグラデーションで、夏の情景をイメージした「紺碧（こんぺき）」は、窓から眺める夏空と海、湧き上がる雲の溶け合うさまを淡いグラデーションで表現している。

　そして「綾錦（あやにしき）」と「静寂（しじま）」も、それぞれ借景窓から臨む秋と冬の情景をイメージしたカラーリングになっている。和紙に漉きこまれた長い繊維が、雲の中を翔ける龍のような模様をもつ土佐和紙「雲龍紙」を本シリーズの文字盤に採用。色の濃淡に、雲龍紙独特の繊維がアクセントになっている。どのモデルも手首に目を向けるたびに、時計という窓に閉じ込めた日本の四季が織りなす繊細な陰影を見ることができる。

　この新シリーズは、年差±5秒という非常に高い精度を誇る、光発電のエコ・ドライブムーブメント、Cal.A060を搭載している。文字盤3時位置の日付表示はパーペチュアルカレンダーとなっており、2100年2月28日までカレンダーを修正する必要がない。また、強い衝撃などによる針ズレから守るシチズン独自の衝撃検知機能や、もし針ズレが生じた場合でも自動で修正する、針自動補正機能を備えている。

　ケースには耐傷性に優れ、軽量なうえに肌に優しいという特性を持つスーパーチタニウム™️製となっており、ストラップにはLWG（レザーワーキンググループ）の認証を受けた製革業者で生産された革のワニ革を採用している。

　また、文字盤の6時位置やリュウズ、ソリッドなケースバックには、ザ・シチズンの象徴であるイーグルマークがあしらわれている。これは、「常に先を見据え、理想を追求する」「身に着ける方に永く寄り添う」という、ブランドが掲げるふたつの意志を表すものだ。