複雑機構を貴石で覆ったブルガリの新作「オクト ローマ エメラルド グランソヌリ」を披露

2022.02.13

ブルガリは、腕時計とジュエリーの製作技術を組み合わせ、エメラルドやダイヤモンドで外装を覆った新作「オクト ローマ エメラルド グランソヌリ」を発表した。その名称の通り、複雑機構のグランソヌリを備えるキャリバーBLV703を搭載し、ひとりの職人が約9カ月もの時間をかけて組み立てたユニークピースである。

オクト ローマ エメラルド グランソヌリ


オートオロロジュリー×ハイジュエリーが生み出す芸術性

 ブルガリはこれまで、数々の専門技術を駆使し、「機構の美学」というインスピレーションの中で新たな側面を探求し、複雑な機構を搭載する傑作と呼ぶべき腕時計を生み出してきた。「時のジュエラー」であるブルガリは、個性を大胆に物語る作品で、ジュエリーの芸術性や卓越したウォッチメイキング、芸術的なデザインを融合させ、ブランド独自の才能を発揮し続けている。

 今回ブルガリは、新作発表を行うイベント「LVMHウォッチウィーク 2022」に合わせ、オクト ローマコレクションの新作「オクト ローマ エメラルド グランソヌリ」を披露した。グランソヌリの4つのゴング機構を搭載するほか、ダイアルとケースにはバゲットカットのエメラルドとダイヤモンドがセッティングされ、ハイジュエリーのような輝きに満ちている。腕時計とジュエリーの製作技術に、ブルガリならではのローマンスタイルと大胆なデザインを優美に融合させた芸術作品だ。

オクト ローマ エメラルド グランソヌリ

 ダイヤモンドのみをあしらったモデルに続いて発表された本作の外装には、バゲットカットのザンビア産エメラルド446個と、計30カラット以上のダイヤモンドがセッティングされている。ホワイトゴールド製ケースにサファイアクリスタルのケースバックを備え、建築的な佇まいを醸し出す。

 そして本作には、グランソヌリ、トゥールビヨン、自動巻き機構を備え、732個の部品で構成されているムーブメント、キャリバーBVL703が搭載されている。ひとりの熟練した時計師が約9カ月間かけて丹念に組み立て、その後の調整やサービスまでを担うという。モデル名にもあるグランソヌリは4つのハンマーを備えており、ウェストミンスターのチャイムを奏でる。ケースサイドのボタンで必要に応じてチャイムの音を消したり、作動させたりすることも可能だ。

オクト ローマ エメラルド グランソヌリ

ブルガリ「オクト ローマ エメラルド グランソヌリ」
自動巻き(Cal.BVL703)。82石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約48時間。18KWGケース(直径44mm、厚さ15.42mm)。30m防水。ユニークピース。価格要問い合わせ。



Contact info: ブルガリ ジャパン Tel.03-6362-0100


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