オーデマ ピゲは、アベンチュリンダイアル仕様の「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ パーペチュアルカレンダー」に、18Kホワイトゴールドケースのモデルを追加した。美しい星空を彷彿とさせる美しいアベンチュリンとホワイトゴールドは相性が良く、合わせられたテキスタイルモチーフのストラップがスポーティーな一面も見せる。
星空を見上げているかのようなダイアル
一部の高級腕時計のダイアルに使用されているアベンチュリンは、ある偶然で生まれたと言われている。17世紀にムラノのガラス工場で、溶けたガラスの冷却をしている際、誤ってパウダー状になった銅を混入させてしまった。しかし、そうして出来たガラスは、星空のようなきらめきを素材にもたらし、装飾品に使用させるようになった。
自動巻き(Cal.5134)。38石。1万9800振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KWGケース(直径41mm、厚さ10.9mm)。30m防水。1089万円(税込み)。2022年5月発売予定。
オーデマ ピゲが今回披露した「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ パーペチュアルカレンダー」の新モデルのダイアルにも、このアベンチュリンが採用されている。同コレクションに採用したのは今回が初めてではなく、2019年に発表した18Kピンクゴールドのモデルが初出となるが、今回の新作では18Kホワイトゴールドのケースを組み合わせている。まるで星空を見上げているかのように青く美しいダイアルは、溶けたガラスに黒い銅酸化物とコバルトを加えることによって作られている。
6時位置のムーンフェイズを表示するディスクはレーザー彫刻によって表現され、薄いアヴェンチュリンのディスクに取り付けられている。デイト表示は3時位置に、曜日表示は9時位置に、月表示は12時位置にあり、また週はブルーラッカーで彩られたインナーベゼルで表示。それぞれはアベンチュリンのダイアル状にホワイトカラーで配され、18KWGの針やケースの色調に合うように考慮されている。
今回初となるのは、ホワイトゴールドケースとアベンチュリンダイアルのコンビネーション。CODE 11.59コレクションが持つ、ホワイトゴールドの薄型ベゼルやスタイリッシュなラグ、ロイヤル オークを彷彿とさせる八角形のミドルケース、ベゼル同様にラウンド型のケースバックが、アヴェンチュリンダイヤルとともに優雅なコントラストを演出。それぞれのパーツには、サテンブラッシュや鏡面の面取りが施され、光をとらえて美しくきらめき、同コレクション特有の複雑な構造が仕上げによって強調されている。
本作はパーペチュアルカレンダーを備えた自社製ムーブメントであるキャリバー5134を搭載している。自動的に大小の月を考慮し、閏年にも正しいデイト表示を行うことができ、日付はグレゴリオ暦に従って理論上2100年まで修正を必要としない。
そして、トランスパレント仕様のケースバックからのぞくのは、22Kピンクゴールド製のローターをはじめとするムーブメントのパーツ群。高級機らしいコート・ド・ジュネーブやマイクロビーズブラスト、サンレイ模様、サテンブラッシュ、ポリッシュ仕上げの面取りなどの装飾が施されている。
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