シチズンは「シチズン プロマスター」に、1977年発売の「チャレンジダイバー」のデザインを継承した2モデルを追加した。シチズンのアーカイブの中でもユニークな逸話を持つチャレンジダイバーのデザインを元に、軽量かつキズに強いスーパーチタニウム製ケースにISO規格に準拠する200m潜水用防水を備え、強化耐磁仕様ムーブメントのCal.9051を搭載することで性能をアップデートしている。
ユニークな逸話を持つ“現代スペック”のチャレンジダイバー
自動巻き(Cal.9051)。24石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。Ti(直径41.0mm、厚さ12.3mm)。200m防水。価格未定。2022年8月発売予定。
今回追加された「シチズン プロマスター メカニカルダイバー200m」は、1977年発売のチャレンジダイバーのデザインを継承したISO規格に準拠したダイバーズウォッチである。
本作のベースとなったモデルは、1983年にオーストラリアのロングリーフビーチにて、長期間海中で放置されてフジツボに覆われながらも、浸水せずに稼働状態を維持した個体が発見されたというエピソードを持つ。堅牢であることを示すだけでなく、海辺で実際に使うツールウォッチとして愛されたことを示す逸話であるだろう。
本作は、当時のチャレンジダイバーのデザインを上手く取りこんでいる。ベゼルやケース、針形状のほかに、ベゼル上のやや縦長で角ばったフォントや、ダイアル外周に描かれた分目盛り、分目盛りを避けて中央に少し寄った面積の大きい長方形のインデックスがそれである。ケースは、軽量でキズに強いスーパーチタニウム製で、直径を当時のモデルと同等にし、厚さを抑えることで着用感をさらに高めている。
搭載されるムーブメントはCal.9051で、1万6000A/mの磁気を発する機器に1cmまで近づけても性能を維持できる第2種耐磁をクリアしている。これは、スマートフォンやパソコンのような機器がある環境のほかにも、磁気コンパスを積んだ船上でも使用可能であることを示している。これらから、200mの防水性能と合わせて日常生活からレジャーでも使えるツールウォッチとして仕上がっていると言える。
ラインナップは2種類で、ブラックダイアルにラバーストラップを備えた当時のモデルの印象を色濃く引き継ぐモデルと、人気のブルーダイアルにスーパーチタニウム製のブレスレットを備えるモデルである。
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