ロレックスは、ウォッチズ&ワンダーズ 2022で新しい文字盤を備えた「オイスターパーペチュアル デイトジャスト 31」を発表した。サンレイ、マット、グレインの異なるフィニッシュで、上品で奥行きのある文字盤に仕上がっている。
ロレックスの新たな表現“フローラルダイアル”
ロレックスは、新作時計発表の場であるウォッチズ&ワンダーズ 2022において、複数の新たなモデルを発表した。今回紹介するのは、直径31mmケースの「オイスターパーペチュアル デイトジャスト 31」の新作だ。
自動巻き(Cal.2236)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約55時間。オイスタースチール×18KWGケース(直径31mm)。100m防水。111万8700円(税込み)。
このデイトジャストは1945年に誕生した、ロレックスのコレクションにおけるクラシックウォッチの典型であり、日常使いに十分な機能と普遍的なデザインを持つ、ブランドを代表するモデル。当時、文字盤の3時位置の小窓に日付を表示する、初めて防水機能を備えた自動巻きのクロノメーター時計だった。
今回発表された新作の新たな試みは文字盤である。青い花をあしらった“フローラルダイアル”の表面は、モチーフの場所によってサンレイ仕上げ、マット仕上げ、グレイン仕上げに使い分けられている。また、それぞれの花の中心には、大小異なる大きさのダイヤモンドがセッティングされ、全体に華やかな印象を添える。
これには高度な加工および仕上げの技術が必要であり、ロレックスの卓越した文字盤製造技術の好例と言えるだろう。満開の花々は新鮮でエネルギーがあふれ、明るい未来を予想させるモチーフである。
本作のケースは、オイスタースチールとホワイトゴールドを組み合わせた“ホワイトロレゾール”仕様のモデルである。外装においてベゼルはホワイトゴールドであり、それ以外のミドルケース、リュウズ、ブレスレット、クラスプはオイスタースチールだ。
またスレスレットは1930年代末に開発され、3列リンクの構造を持つ“オイスターブレスレット”だ。80年以上が経過する中で進化を続け、今なおオイスター パーペチュアル コレクションで最も広く採用されているものであり、高い堅牢性で知られている。
そしてムーブメントは、レディスモデル用で小型のムーブメント、キャリバー 2236を搭載している。この機械は2014年に発表され、18年から本作を含むデイトジャスト 31のコレクションに採用されている。
時計製造技術の最先端を行くこのムーブメントは数件の特許を申請し、精度、パワーリザーブ、耐衝撃性、利便性と信頼性において際立った性能を発揮する。ロレックスが製造する特許を取得した、シリコン製のシロキシ・ヘアスプリングが用いられており、特許を取得した形状によりあらゆる向きにおいて等時性を保つ。
加えて本機には常磁性ニッケル・リン合金製のガンギ車も採用されている。テンプには特許を取得したパラフレックス ショック・アブソーバが搭載され、ムーブメントの耐衝撃性を高めている。
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