スピーク・マリンは、ブランド初のステンレススティール製ブレスレットウォッチの2022年新作モデル「リップルズ」を発表した。「リップルズ」は、現代建築からインスピレーションを受け、時計製造のディテールに愛着を持つ現代の美意識の高い人々のためにデザインされたスポーツシックなコレクションだ。
スピーク・マリン「リップルズ」
スピーク・マリン「リップルズ」
自動巻き(Cal.SMA03-T)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約52時間。SS(直径40.3mm)。50m防水。年間限定100本。337万1500円(税込み)。
“ラ・シティ” と名付けられた新しいケースは、ビジネス、伝統、デザインが融合したロンドンの金融街(シティ)の名を冠した建築にインスパイアされている。ラウンドスクエア、あるいはラウンドの中のスクエアともいえる独創的なデザインが与えられ、またビッグベンと呼ばれる針はスピーク・マリンのイギリスのルーツへのオマージュである。
カジュアルなエレガンスに妥協したくない時計愛好家のためにデザインされた「リップルズ」は、日常生活に溶け込み、ビジネスでもカジュアルでも、1週間を通してシーンを選ばず身につけることができるタイムピースだ。独自の現代的なデザインは、着用者の高いセンスを表現し、時計に対する造詣の深さを示している。
スピーク・マリン“自社製”ムーブメント戦略
2015年からスピーク・マリンでは、ヌーシャテルにあるアトリエ内で独自ムーブメントの開発・組み立てを全面的に行うムーブメント戦略を開始した。この戦略により、オープンワーク、クローズドダイアル、オートオルロジュリーのムーブメントを含む「SMA」コレクションが誕生した。まず、スピーク・マリンは、オートオルロジュリーの3Hzムーブメント(ミニッツリピーターとダブルトゥールビヨン)に力を入れた。そして4Hzのムーブメントを開発し、新作「One&Two」に透かし彫りのムーブメントSMA01として搭載。このムーブメントは、1時30分に配置されたスモールセコンドと内蔵されたマイクロローターが特徴だ。
スピーク・マリンはスモールセコンドを1時30分に配置する唯一の時計メーカーで、同位置のスモールセコンドは時刻合わせのモジュールを通過しなければならないため、ムーブメントの開発において大きな制約となる。新キャリバーSMA03-TはSMAムーブメントファミリーのひとつで、1時30分位置にスモールセコンドを配置したオープンワーク・コレクションの特徴を踏襲。SMA03-Tの“T”は、伝統的な高級時計製造のノウハウにちなんで「Tradition(伝統)」を意味し、ロジウム、インナーアングル、ハンドポリッシュ・アングルなど、伝統的で非常に高級な仕上げがこのムーブメントに追加されている。
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