【2022年 新作】ブルガリ「オクト フィニッシモ」コレクションより3本の限定モデルが登場

超薄型化を極める技術の探求力で注目を集める、ブルガリのオートオルロジュリー部門。今回新たに発表されたのは、「オクト フィニッシモ　ミニッツリピーター」、「オクト フィニッシモ クロノグラフGMT」、「オクト フィニッシモ トゥールビヨン クロノグラフ スケルトン」の3つの限定モデルだ。

より洗練されたオクト フィニッシモのコンプリケーション

　ブルガリのオクト フィニッシモ」シリーズから、2016年に業界最薄のチャイミングウォッチとして発表されたのが「オクト フィニッシモ ミニッツリピーター」だった。圧倒的な複雑機構と薄さ（3.12mm）を誇るムーブメントを搭載しており、モダンで洗練されたデザインが際立っていた。

　直径40mmのチタンを起用した8角形のケース、チタン製のダイアル、インデックスとスモールセコンドはオープンワークというデザインで、スタイリッシュな開口部がチタンの持つ優れた音響特性をさらに豊かなものとしている。今作はケースをサンドブラスト仕上げとし、オープンワークのマットブルーのダイアル、ストラクチャード ラバーストラップ（FKM：フッ素製ゴム）で、さらにモダンな装いに甦らせた。

　オクト フィニッシモ コレクションを象徴する、モノクロームなスタイルを体現する「オクト フィニッシモ クロノグラフ GMT」は2019年に登場し、ムーブメントの厚さがわずか3.3mmという世界最薄記録を打ち立て、ブルガリのオートオルロジュリー部門の名声を高めることとなった。今回発表された新作はサテンポリッシュ加工を施した直径43mmのステンレススティールを採用し、100mの防水を備えた機能性と華やかさを両立させた1本となっている。

　バーティカルブラッシュ仕上げ（縦方向のサテン仕上げ）を施したダイアルがケースとのわずかな表情の違いを見せ、スーパールミノバを施した針とともに、ワントーンでありながらモダンで奥行のある印象を与える。ブレスレットは装着感の高いブラッシュ仕上げのステンレススティールを使用し、手に触れたときの感触も柔らかなものにしている。

　また搭載されるムーブメントは、クロノグラフとGMT機能を持つ自社製のムーブメント、キャリバーBVL318だ。デザインとテクノロジーを重ね合わせ、超薄型のケースに納めている。

　プラチナ製ケースに納められたのは「オクト フィニッシモ トゥールビヨン クロノグラフスケルトン」だ。伝統的な時計製造技術を搭載しつつ、仕上げはコンテンポラリーなスケルトンダイアルとなっている。複雑機構の限界と比類なき匠の技の融合に挑戦したモデルだと言えるだろう。

　ブルガリの信条である「Estetica della meccanica（機構の美学）」を大胆に表現している。2020年に6年連続となる世界記録を樹立し、薄型化の分野において確かな存在感を示している。本作の自動巻きスケルトンムーブメントは、シングルプッシュクロノグラフとトゥールビヨン機能を搭載し、厚さはわずか3.5mmを実現している。

　リュウズ部分はホワイトゴールドとブラックセラミックから成り、ダイアル部分はオープンワークでグレーのカウンタークロノグラフが2つ、6時位置にスケルトン加工を施した自社製キャリバーBVL388とトゥールビヨン全体が見えるように配置されている。針のブルーと同じカラーのアリゲーターレザーストラップで統一感のある表情となっている。