ピアジェはウォッチズ&ワンダーズ 2022で、「アルティプラノ アルティメート コンセプト」の第1号機へのトリビュートモデルを発表した。ケースの厚さがわずか2mmの本作は、一般的な時計とは設計を根本的に変え、薄型化という快挙を達成している。スーパールミノバで星空が描かれ、暗闇で幻想的な姿を見せる。なお本作は1本のみ製作されるユニークピースだ。
歴史的快挙を讃えるトリビュートモデル
ピアジェがウォッチズ&ワンダーズ 2022で発表した「アルティプラノ アルティメート コンセプト」の最新作は、プロトタイプが2018年に発表され、20年に販売を開始した同作の第一号機へのトリビュートモデルである。
手巻き(900P-UC)。13石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約45時間。コバルト合金(直径41.0mm、厚さ2.0mm)。2気圧防水。ユニークピース。
1957年に、当時世界最薄となる厚さ2mmの手巻きムーブメント、キャリバー9Pを発表したピアジェは、後に厚さ2mmのウォッチを作るというアイデアを形にして、最も薄い機械式ウォッチの1つとなるアルティプラノ アルティメート コンセプトを発表した。
本作を披露した同年の11月には、ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ(GPHG)にて権威ある“Aiguille d’Or(金の針賞)”を受賞した。歴史的な快挙を達成した本作は、現在も薄型時計の最高峰であり続けている。
今回発表された新作のアルティプラノ アルティメート コンセプトは、1本のみが製作されるユニークピースであり、ピアジェが歩んできたウォッチメイキングの“冒険物語”を祝した、旅の記憶が随所に刻まれている。
文字盤上部には歴史的なロゴが配置され、ドットインデックスには本作の第1号機が最初に時を刻んだ時刻である7時47分が白枠で示されている。また、同モデルが誕生した2017年2月7日の日付の刻印や、ピアジェ マニュファクチュールが位置するGPS座標なども刻まれている。文字盤の背景には星が描かれ、同モデルが誕生当時のラ・コート・オ・フェの上空を再現しているのだ。この星はスーパールミノバで描かれているため、暗所では幻想的に星々が発光する。
ブランド誕生の地、スイスのジュラ山脈に位置するラ・コート・オ・フェとアルティプラノの最初の“ビート”を表現した、アルティプラノ アルティメート コンセプトのトリビュートモデルは、デザインと技術が一体となり、創造性と洗練性の限界に挑むピアジェの飽くなき挑戦を体現した1本なのだ。
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