2022年の新作として「アルパイン イーグル フライング トゥールビヨン」が発表され、コンプリケーションウォッチへのレパートリーをさらに広げた。ムーブメントは自社製キャリバーL.U.C 96.24-Lで、厚さはわずか3.3mmである。スイス公式クロノメーター検定局(C.O.S.C)認定とジュネーブシールを同時に取得し、フライング トゥールビヨンを搭載した稀少なモデルとなっている。
スポーティーな一面を見せるフライングトゥールビヨン
アルプスの壮大な自然からインスピレーションを得た「アルパイン イーグル」は、フライバック機能を備えたクロノグラフムーブメントや高振動キャリバーなど、さまざまなムーブメントを搭載したモデルが発表され、誕生以来絶えず進化を続けている。開設25周年を迎えたショパール マニュファクチュールがそのノウハウを駆使して開発した、フライングトゥールビヨンを搭載したムーブメントもそのひとつだ。
自動巻き(Cal.L.U.C 96.24-L)。25石。2万5200振動/時。パワーリザーブ約65時間。ルーセント スティール A223(直径41mm、厚さ8mm)。100m防水。価格要問い合わせ。
フライングトゥールビヨンの特徴は、上部のブリッジがないことである。キャリッジを支えているのは下側のブリッジのみであるため、トゥールビヨン全体がムーブメント上で宙に浮いているように見える。搭載されるムーブメントの厚さは3.3mmに抑えられているため、ケース厚は8mmとなっており、サイドとベゼルは既存モデル「アルパイン イーグル ラージ」に比べてスリムに設計されている。
本作が搭載するキャリバー L.U.C 96.24-Lには、正確な時刻調整を可能にするストップセコンド機能が搭載されている。精度に関してはスイス公認クロノメーター検定局(C.O.S.C.)の認定を受けており、ダイアル上、ロゴの下には“CHRONOMETER”の刻印が確認できる。
また、ジュネーブシールも取得しており、優れたクオリティと作動が保証されている。積載式2重香箱により、65時間ものパワーリザーブを確保し、実用性も高いモデルとなっている。
また本作の外装に採用されているショパール ルーセント スティール A223は、4年におよぶ研究を経て硬度を50%(ビッカース硬度223)向上させ、医療用に匹敵する低刺激性を実現、高い反射性と光に満ちたクオリティで見た目の美しさも両立させている。
従来のステンレススティールよりも純度が高く、質感の中に白さが際立つ。欧州進化学物質規制(REACH)と倫理規則に則って製造された唯一無二のプレシャスメタルである。
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