オリエントスターより、1964年に発売された「カレンダーオートオリエント」のデザインをベースとしたダイバーズウォッチ、「ダイバー1964 2ndエディション」が発表された。
ISO規格に準拠した、本格的なダイバーズウォッチとしてのスペックを与えられた今作は、オリジナルと同じブラックダイアルモデルと、岩手県の鍾乳洞である「龍泉洞」をイメージしたグリーンダイアルモデルの2種類がラインナップされる。
「カレンダーオートオリエント」が、本格ダイバーズウォッチとして復活
2021年11月に発売され話題となった、オリエントスターの「ダイバー1964」。「オリンピアカレンダーダイバー」のデザインを踏襲しつつ、現代的なアップデートが加えられたこのモデルは、限定モデルということもあり、瞬く間に市場から姿を消した。これを惜しむ声が多かったのだろうか、今回新しく「ダイバー1964 2ndエディション」がレギュラーモデルとして発表された。
「カレンダーオートオリエント」のデザインをベースに、現代的なダイバーズウォッチとして誕生した本作。シャープなラグや視認性の高いダイアルデザインを受け継ぎつつ、パワーリザーブインジケーターの追加や防水性の強化、最新ムーブメントの搭載によって、高いスペックが与えられている。自動巻き(Cal.F6N47)。22石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径41mm、厚さ14.5mm)。200m防水。15万4000円(税込み)。2022年7月発売予定。
今作のベースとなったのは、1964年に発売されたオリエントの「カレンダーオートオリエント」。これは、ドットとバーのインデックスを配したミラーブラックダイアルと、ブラックアルマイト仕上げのベゼルインサートを採用した、オリエントの最初期の自動巻きダイバーズウォッチである。シャープなラグやリューズガードのないケース形状が繊細さを窺わせるものの、現代のダイバーズウォッチとして通用する完成度のデザインを持っている。
今回の復刻にあたっても、特徴的なデザインの時分針を含め、基本的な要素は全て引き継がれている。はっきりと違いの分かる部分は、オリエントスターのアイコンでもあるパワーリザーブインジケーターが12時位置に配されているくらいだろう。
ただし、「ダイバー1964」同様に性能は大きく向上している。ダイバーズウォッチの要である防水性は、ISO6425に準拠した200m空気潜水用防水にまで高められ、頑丈なケースの内部には、熟成を重ねた46系のキャリバー F6N47が搭載されている。
バリエーションは2種類用意されている。ひとつはオリジナルと同じく、ブラックのベゼルとダイアルを採用したモデル。もうひとつはグリーンのベゼルとダイアルを採用したモデルだ。後者のダイアルは、世界でも唯一無二の神秘的な美しい場所として知られる、岩手県の鍾乳洞「龍泉洞」をイメージしたグラデーションが施されている。
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