シチズンのカンパノラから、ブランド初となるフライングトゥールビヨンを搭載した新モデルが発売された。グループ傘下のラ・ジュー・ペレ社製の薄型ムーブメントを搭載し、伝統工芸技法を駆使した会津漆文字板が採用された。「天」と「地」の2モデルは、「カンパノラ グローバルアート コレクション」として展開され、「シチズン フラッグシップストア(東京、大阪)」で購入することができる。
日本とスイスの伝統技法が魅せる、ブランド初のフライングトゥールビヨン
“時を愉しむ”ためのウオッチブランドであるカンパノラから、「カンパノラ グローバルアート コレクション」が2022年6月1日から始動し、ブランド初となるフライングトゥールビヨン搭載モデル「天」と「地」が披露された。
手巻き(Cal.Y392)。29石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約90時間。18KWG(直径42mm、厚さ10mm)。日常生活用防水。世界限定5本。935万円(税込み)。
2012年に機械式時計開発力のさらなる向上を目指し、ムーブメントメーカーであるラ・ジュー・ペレ社をシチズンウオッチグループに迎えた。以来、日本とスイス、両国の設計・デザイン・製造に携わる者同士が共鳴しあい、お互いの時計づくりの美学を融合し、カンパノラのデザインコンセプトである「宙空の美」に昇華させたのである。
手巻き(Cal.Y392)。29石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約90時間。18KWG(直径42mm、厚さ10mm)。日常生活用防水。世界限定5本。935万円(税込み)。
ついに発売を開始した2本の新作は、K18ホワイトゴールド製のケースに、ラ・ジュー・ペレ社の高度な設計製造技術により美しく丁寧に作られた薄型トゥールビヨンムーブメント、キャリバーY392と、会津漆の伝統工芸士である儀同哲夫氏の手による漆塗り文字板を組み合わせている。
「天」は螺鈿とプラチナ粉の研ぎ出しで“星雲が炎のように舞う”様を、「地」は乾漆粉で荒らした黒生地に金を蒔いて“大地のような荒々しい肌感”を伝統技法で表現しているのである。
ケースは10mmという薄型設計でありながら、カンパノラのシンボルであるベルを抱いたフライングトゥールビヨンキャリッジが創造する浮遊感や、ふたつの文字盤リングがもたらす奥行き感により、ブランドのテーマである「宙空の美」を表現。宇宙の理を、人類の叡智により生み出されたアートともいえる技術と技法を用いて、腕時計という小宇宙に閉じ込めたのだ。
カンパノラが持つ機械的かつ美的表現の新しい扉を開いた、カンパノラ グローバルアート コレクションの新作。それぞれ5本のみが製作され、東京と大阪の「シチズン フラッグシップストア」でのみ販売される。
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