引き続き、入手困難な状況が続いているロイヤル オークだが、オーデマ ピゲは、新たな限定モデル、ブラックセラミックの「ロイヤル オーク オートマティック 34ミリ」を発売した。
このタイムピースはマニュファクチュールとキャロリーナ・ブッチの最新のコラボの成果となる。
ロイヤル オーク50周年を記念し、イタリア出身のジュエリーデザイナー、キャロリーナ・ブッチは、ユニークなマルチカラーのミラー効果に輝くダイアルをデザインした。これはアイコンであるタペストリーデザインへのトリビュートである。この限定モデルは、オーデマ ピゲ ブティックまたはAPハウスのみで発売される。
繊細で思いがけないデザイン
オーデマ ピゲとの3度目のコラボにあたりキャロリーナ・ブッチは、フロステッドゴールドとして知られる鍛金加工を今回は使わず、オールブラックのセラミックダイアルを意表を衝くアイデアで包み込んだ。ダイアルは黒に見えるが、よく見るとマルチカラーが散りばめられ、光の反射によってきらめくタペストリーのエフェクトを思わせる。
これはマイクロストラクチャリングにより得られたごく小さな四角形を、真鍮のダイアルの上のサファイアプレートに化学的にエッチングする手法から得られたエフェクトで、虹のようなカラーが光に反射してきらめきく。サファイアプレートの裏側には特別に開発されたゴールド蒸着が施され、光がダイアルから反射するのだ。
虹のようにきらめく様子はダイアル1枚ごとに違い、それぞれのピースが一品限りのものになっている。 この限定モデルはパッケージボックスもキャロリーナ・ブッチがデザインした。このアニバーサリーの機会に、ジュエリーデザイナーのキャロリーナ・ブッチは1972年のオリジナルへのトリビュートとして、タペストリーパターンの質感をごく微小なスケールでよみがえらせ新たな効果を生み出した。
素材のコントラスト
ブラックセラミックのケースとブレスレットに、六角形のピンクゴールドのネジ。ベゼルを固定すると同時にエレガントなカラーコントラストをアピールする。ケースとブレスレットの部品は全て、マニュファクチュールのシグネチャーであるサテン仕上げとポリッシュ面取りを組み合わせ、光の反射を最大限に生かしている。
ブレスレットはやや修正し、ビジュアル効果が高まるよう手直しされた。リンクをスタッズに固定するピンはブレスレット側面からは見えなくなり、スタッズの内部に固定されている。
チタンとサファイアのケースバックには“Limited Edition Carolina Bucci”とエングレービングされ、時、分、デイト表示のキャリバー5800を見ることができる。エレガントなマイクロビーズブラスト仕上げ、ポリッシュとサテン仕上げが、ネジ、アワーマーカー、針、22KTピンクゴールドの回転錘に施されている。
ダイアルにはAPの頭文字の代わりに長い手書きスタイルのシグネチャーが輝く。サファイアプレートにエングレービングしホワイトラッカーで埋めた仕上げで、キャロリーナ・ブッチのデザインしたユニークなダイアルにマッチさせている。
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