1980年代に登場し、当時大ヒットモデルとなったシチズンのアナデジテンプから1号機関車モデル、中央線201系モデル、山手線E235系モデルの3本がスペシャル仕様のオリジナルボックスに入って発売される。
鉄道開業150周年を祝う、鉄道ファン必見のデジアナテンプ
2022年は鉄道開業150周年の年だ。1872(明治5)年10月14日、新橋・横浜(現在の桜木町)の両停車場で開業式が行われ、翌10月15日からは旅客列車の運転が開始された。このアニバーサリーイヤーに伴い、限定の鉄道グッズ販売やキャンペーン、イベント情報が企画されている。
今回披露されたのは、特別仕様のシチズン デジアナテンプ3種類。オリジナルのデザインを活かしながら、随所に各鉄道車両の特徴的なデザインが盛り込まれている点に注目だ。
150年間の歴史において数ある車両の中から選ばれたうちの1本は鉄道開業時にイギリスから輸入された1号機関車をモデルにした「JG2135-68E」である。シックなブラックカラーをベースにゴールドとレッドがバランス良く配色されている。クォーツ(Cal.8989)。電池寿命約2年。SSケース(直径32.5mm、厚さ8.0mm)。日常生活用防水。価格3万8500円(税込み)。
車両正面に輝く型式番号「1」の数字を文字盤上部に配置し、煙室扉ハンドルを時分針のモチーフとしている。秒針は機関車の動輪をイメージしたディスク型で、ファンの心をくすぐる。文字盤の左右下部には緩衝器をモチーフにしたデザインを組み込み、車両側面に配置された製造銘板をモチーフにした「ANA-DIGI TEMP」の銘板が飾られる。
20年ほど先を見越した接客設備を目指して設計された車両である。扉間の7人掛けロングシートのモケット部分を3-1-3に分割し、中央の1人分だけ色を変えることで座席定員通りの着席乗車を心理的に誘導するなど、現在でも引き継がれているデザイン面での工夫がされた。クォーツ。Cal.8989。電池寿命約2年。SSケース(直径32.5mm、厚さ8.0mm)。日常生活用防水。価格3万6300円(税込み)。
1979年のデビュー以来、およそ30年にわたって中央線を駆け抜けた201系をモチーフにした「JG2130-61E」は特徴的なオレンジバーミリオン色を文字盤全体に配している。ちなみに、当時の国鉄車両においては社内のカラースキームは寒色系が一般的であったが、本系列では暖色系が採用されたことも斬新であった。壁面はベージュ(一部はブラウン)、座席はダークブラウンと中央部にオレンジ、床面はウォームブラウンと外装との調和もとられた。
2016年から営業運転を開始した山手線E235系をモチーフにした「JG2130-61F」は、車両正面を正確に再現した特徴的なウグイス色とブラックのドット柄グラデーションの文字盤が特徴だ。クォーツ(Cal.8989)。電池寿命約2年。SSケース(直径32.5mm、厚さ8.0mm)。日常生活用防水。価格3万6300円(税込み)。
本作のモデルとなった車両の開発イメージは「人と対話する車両」とし、キーワードを「お客様、社会とコミュニケーションする車両」とした。前面の大きな窓や表示装置によって人と人、また、人と社会をつなぐ情報の窓を表現した外観で、居住空間を広く感じられるデザインとなっている。車椅子利用者だけに限らず、ベビーカーの利用客など、その他必要な利用客も使用できるようにフリースペースを各車両に1か所ずつ設置し、壁面サインだけでなく、床敷物に大きく車椅子マークとベビーカーマークをデザインしていることも特徴のひとつである。
Contact info: シチズンお客様時計相談室 Tel.0120-78-4807
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