オーデマ ピゲより、「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」の新作3種が発表された。クロノグラフモデルが1種、3針モデルが2種用意され、それぞれブラックオニキスまたはブルーソーダライトの天然石ダイアルを採用している。
ストーンダイアルがもたらす、ミステリアスな輝き
オーデマ ピゲが2019年に発表し、今やブランドを代表するアイコニックピースの1つとなった「CODE 11.59 バイ オーデマ ピゲ」。そのコレクションに3種の新作が加わった。ひとつはクロノグラフモデル、ふたつは3針モデルだ。いずれもストーンダイアルとダイヤモンドインデックスを採用しており、きらびやかな仕上がりを見せる。
鮮やかなブルーが印象的なブルーソーダライトダイアルモデル。バーインデックスには、バゲットカットダイヤモンドが採用されている。一枚一枚切り出された天然石は、丹念に研磨された後にロジウムカラーの真鍮製ベースプレート(クロノグラフモデルはブラックニッケルカラー)にはめ込まれる。自動巻き(Cal.4309)。32石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。18KWGケース(直径41mm、厚さ10.7mm)。3気圧防水。737万円(税込み)。
ストーンダイアルは、18世紀後半の懐中時計に使われていたものの、小径なダイアルを持つ腕時計の時代が到来してからは、あまり多く使われることはなくなってしまった。そんな中、腕時計が成熟してきた1960年代終わりから1990年代にかけてオーデマ ピゲでは、ストーンダイアルを積極的に採用し、豊かな表情や色彩、創造的なデザインのモデルを世に送り出していった。
今回の新作に採用されたストーンダイアルは、オーデマ ピゲが古くからパートナーとして信頼を築き上げてきたダイアル専門メーカー、ソメコ社の協力によって実現したものだ。
3針のブラックオニキスダイアルモデル。インデックスには、ブリリアントカットダイヤモンドが採用されている。12時位置のロゴは、通常のガルバニック加工とは異なる特殊な色合いを持つ。自動巻き(Cal.4309)。32石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。18KWG(直径41mm、厚さ10.7mm)。3気圧防水。588万5000円(税込み)。
クロノグラフモデルは、ブラックオニキスのダイアルが与えられている。深みのある艶やかなブラックオニキスの上には、バゲットカットダイヤモンドのインデックスがセットされており、その周りをブラックラッカー仕上げのインナーベゼルが飾る。18Kホワイトゴールド製ケースには、テキスタイル調のブラックラバー加工ストラップが装着されており、程よいカジュアル感をもたらしている。搭載するムーブメントは、自動巻きフライバッククロノグラフムーブメント、キャリバー4401。
ブラックオニキスダイアルを採用したクロノグラフモデル。ダイアルに調和したテキスタイル調のブラックラバー加工ストラップが装着されている。今回の新作のダイアルは、1966年にラ・ショー・ド・フォンにて創立したダイアル専門メーカー、ソメコ社によって製造されている。自動巻き(Cal.4401)。40石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。18KWGケース(直径41mm、厚さ12.6mm)。3気圧防水。990万円(税込み)。
3針モデルのダイアルは、ブラックオニキスとブルーソーダライトの2種類。ブラックオニキスダイアルのモデルには、ブリリアントカットダイヤモンドのインデックスとブラックラッカーのインナーベゼル、テキスタイル調のブラックラバー加工ストラップが採用されている。
ブルーソーダライトダイアルのモデルには、バゲットカットダイヤモンドのインデックスとブルーラッカーのインナーベゼル、ブルーアリゲーターストラップが組み合わされている。ケースはどちらも18Kホワイトゴールド製。自動巻きムーブメントのキャリバー4309を搭載する。
ダイアルに用いられる天然石は、組成や質感等違いにより、工程や仕上げへの反応に個体差がある。自然と職人の技によって作り出された唯一無二の仕上がりを存分に堪能できる魅力溢れる新作だ。
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