ローマン・ゴティエより、「C by ローマン・ゴティエ チタン エディション スリー」が発表された。今作は、ストレートグレイニング仕上げのダイアルと、ブルーを取り入れたカラーリングを特徴とするグレード5チタンケースモデルであり、38本限定で販売される。
爽やかなダイアルを与えられた、チタンエディション3作目
2021年に発表された、ローマン・ゴティエのベーシックラインである「C by ローマン・ゴティエ」。これまでのブランドのラインナップに見られた、複雑機構を露出させたダイアルやクラシカルな意匠とは打って変わって、シンプルかつモダンに仕上げられたコンティニュアムは、同社としてはユニークとも言える存在であった。スポーティなチタンエディションやドレッシーなプラチナエディションと、次々と展開されるコレクションに今回、「コンティニュアム チタン エディション スリー」が加わった。
コンティニュアムのチタンエディション第3作目。ライトブルーを取り入れた爽やかなカラーリングに仕上がっている。ストレートグレイニング仕上げが施されたダイアルは、ケースと同じグレード5チタン製だ。手巻き。24石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。Tiケース(直径41mm、厚さ9.55mm)。5気圧防水。世界限定38本。638万円(税込み)。
今作が従来のチタンエディションと大きく異なるのは、ダイアルの仕上げとカラーリングだ。ダイアルには、縦方向の筋目を加えた立体感のあるストレートグレイニング仕上げが与えられ、スモールセコンドから伸びるラインとリューズ部のラバーには、爽やかなライトブルーが採用された。更に、ラバーストラップもデザインを新たにしており、ダイアルとの連続性を感じるパターンが施されている。
その他の特徴は、基本的に従来のモデルを踏襲する。時分針はダイアルの中央からわずかにオフセットされ、スモールセコンドからは長さの異なるラインが伸びている。これらは、コンティニュアムに込められた“連続性”を体現するためのデザインだ。
ベゼルには特徴的なファセット加工が施されている。サテンを基調としつつも、カットが加えられた面にポリッシュ仕上げを施すことで、幾何学的な輪郭を浮かび上がらせ、時計全体に立体感をもたらしている。
ラバーストラップは、グレード5チタン製ケースに隙間なく取り付けられている。結果、ケースサイドから尾錠に至るまでは滑らかなラインでつながり、ここにも“連続性”を見ることができる。
シンプルなモデルであるが、ムーブメントには同社らしい仕上げと機構が与えられている。シースルーバックからのぞくのは、フィンガーブリッジスタイルのムーブメント。ジュウ渓谷の伝統に則りながらも、同社独自に進化させたモダンなアプローチを取り入れることにより、伝統への敬意と独創性を感じさせる仕上がりとなっている。
リュウズを引いた際のストップセコンド機能には、同社がフュゼチェーン機構に好んで使ってきたスネイルカムが組み込まれている。単なるレバーよりも格段に審美性が高いということはもちろんのこと、リュウズを押し込み始動させる際に、テンワに勢いをつけることができるというメリットもある。
これまでのコンティニュアムとはまた違った魅力を持つ今作も、数量限定で発売される。限定数量はわずか38本だ。
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