グランドセイコーは「44GS」現代デザイン レギュラーモデルの新作を発表した。夜が明け、空がほのぼのと明るくなっていく「朝ぼらけ」の情景を表現したダイアルが特徴で、発売は2022年12月9日(金)を予定している。
繊細なダイアルが表現する、信州の「朝ぼらけ」
グランドセイコーのヘリテージコレクションから、新たな「44GS」現代デザインのレギュラーモデルが加わった。 この44GSが持つ“セイコースタイル”は、精度の最高峰を目指して誕生したグランドセイコーに、高級腕時計にふさわしい外観を与えるべく考案されたデザイン文法で、1967年に発表された初代「44GS」で確立された。
手巻き(Cal.9R31)。30石。パワーリザーブ約72時間。SSケース(直径40mm、厚さ10.5mm)。10気圧防水。93万5000円(税込み)。2022年12月9日(金)発売予定。
今回披露された新作「ヘリテージコレクション 44GS 現代デザイン」SBGY011には、セイコースタイルの根底にある日本の美意識を反映。鏡面が放つ光と、立体的な造形が落とす影を操作して、美しさを創出する“匠の技”が活かされている。
本作の特徴は、信州の朝の情景「朝ぼらけ」をダイヤルに表現していることだ。 この朝ぼらけは、夜が明け、おぼろげに空が明るくなっていく様子を表した言葉で、朝もやの向こうに山々の目覚めを感じるような風景を、繊細な型打ち模様と透明感のあるホワイトダイヤルで描いている。
44GSのデザインコードを継ぐ本作は、グランドセイコーが大切にする“時刻の判読性”という点においても深く考慮されている。分針と秒針の先端部分が手作業で曲げられ、緩やかなカーブを描いてダイヤルとの距離を最小化。
また風防のサファイアクリスタルは、オリジナルの44GSと同様にボックスガラスを採用した。クラシカルな雰囲気を味わえるだけでなく、ガラス縁の厚みを抑えて時計全体の重心を下げることで、心地よい装着感をもたらす。
搭載するのは、手巻のスプリングドライブムーブメント、キャリバー9R31。「信州 時の匠工房」で丁寧に組み立てられ、ひとつの香箱のなかにふたつの動力ぜんまいを用いた「デュアル・スプリング・バレル機構」により、約72時間のパワーリザーブを備えている。
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