ブランパン「ヴィルレ トラディショナル チャイニーズ カレンダー」に卯年を祝した限定モデルが登場

ブランパンは2023年の干支「卯」にちなみ、ローターに2匹のウサギがエングレービングされた「ヴィルレ トラディショナル チャイニーズ カレンダー」の新エディションを発表した。この新作は限定モデルとなっており、世界限定50本で販売予定だ。

ヴィルレ トラディショナル チャイニーズ カレンダー

　2023年の干支は「卯」、つまりウサギだ。ブランパンは新しい干支を祝って、「ヴィルレ トラディショナル チャイニーズ カレンダー」の新しいエディションを発表した。このモデルは世界限定50本での販売となる。ダイアルには中国暦の主要な指標を表示し、ローターは新しい年の干支に敬意を表している。

　プラチナ製で直径45mmのダブルステップケースは、「ヴィルレ コレクション」の美学そのものだ。美観を損ねないよう、コレクターはラグの下に隠され、指で触れるだけで作動させることができる。サファイアクリスタル製のケースバックからは、搭載されている自動巻きムーブメント、キャリバー3638を鑑賞可能だ。

　ホワイトゴールド製の自動巻きローターには、2023年の干支であるウサギがエングレービングされている。寄り添う2匹のウサギは、優しさと信頼のインスピレーションを与え、洗練された、洞察力のある、外交的な性質から生まれるふたつの概念を表現している。

「トラディショナル チャイニーズ カレンダー」は、ブランパンが開発した特別なタイムピースだ。その複雑さはパーペチュアルカレンダーの複雑さに近く、スイスのル・ブラッシュにある同社のグランドコンプリケーション工房で製造されているが、その構造をマスターできる時計職人はほんの数人しかいない。

　この時計は、中国の伝統と、グレゴリオ暦と組み合わせた太陰太陽暦の原理に基づいている。ホワイトのグラン・フー・エナメルダイアルの上を、ゴールドのアップリケで構成されたチャプターリングと、くりぬかれたセージの葉のような形状の針が滑らかに動く。グレゴリオ暦の日付はブルースティール製のサーペント針によって表示される。2時間刻みの時針、曜日、月、閏月の表示、十二支、五行と十干の中国歴の主な情報と同様に、エナメルでペイントされている。

　1980年代初頭に、ブランパンが時計製造業界の最前線へと復帰させた象徴的なコンプリケーションであるムーンフェイズもダイアルに配されている。ムーンフェイズは、ブランドのコンプリートカレンダーに不可欠な要素のひとつであるだけでなく、中国暦の月を決める基準でもあるのだ。