ヴァシュロン・コンスタンタンは、ダイアルに繊細な装飾を施したレディスウォッチ「エジェリー・クリエイティブ・エディション」を発表した。イタリア・ブラーノ島の手編みレースに着想を得たこのモデルは、ヴァシュロン・コンスタンタン・ブティックのみでの販売となる。
5つの工芸をひとつの文字盤に
1755年の創業から一度も途切れることなく時計事業を継続するヴァシュロン・コンスタンタンは、長年に渡り女性向けの時計作りも取り組んできた。
新作「エジェリー・クリエイティブ・エディション」は、彫金やエナメル、タペストリー技法、ジェムセッティングの技を駆使した豪奢なモデルだ。特筆すべきは、繊細な針づかいで作るイタリア・ブラーノ島のレースのような、ホワイトゴールドの装飾である。
ブラーノ島のレースさながらに、巧みな彫金装飾が施された「エジェリー・クリエイティブ・エディション」のダイアルには、絶妙な専門技術を含む5つの工芸が同時に用いられている。
昔から受け継がれてきた装飾技法であるギヨシェ彫りによって、ホワイトゴールドのダイアルにプリーツ模様のタペストリーが生み出され、ブラックエナメルがそれを一段と引き立てる。熟練のエナメル職人による技は、ムーンフェイズの窓にも見られる。プリカジュール・エナメルによる雲のモチーフの下に現れる、夜の星空を描いたマザー・オブ・パールは、ヴァシュロン・コンスタンタンでは史上初の0.27mmという薄さに抑えられている。
ホワイトゴールドによるレースの糸は、極めて細く、それを曲げずに指でつまむのは物理的に不可能なほどだ。宝石職人は、250個に及ぶブリリアントカットダイヤモンドでモチーフを飾り、さらに292個によってケースやリュウズに眩い輝きをもたらしている。
並外れた技巧に仕上げのタッチを加えるのは、サテン調に仕上げたブラックのカーフスキンストラップと、21個のダイヤモンドを配したバックルだ。ストラップはボタンに触れるだけで外すことができ、付属するブラックのミシシッピアリゲーターレザーストラップに付け替えられる。
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