グランドセイコー、諏訪湖のさざ波を文字盤で表現した「エボリューション9」コレクションの新作を披露

2023.01.30

グランドセイコーは、スプリングドライブを搭載した「エボリューション9」コレクションの新作として、SLGA021を発表した。諏訪湖のさざ波を表現した「ミナモパターン」 の文字盤が特徴で、発売は2023年2月10日(金)を予定している。

エボリューション9コレクション


得意の型押し文字盤で表現する、諏訪湖の情景

 グランドセイコーから、スプリングドライブ誕生の地「信州」に位置する諏訪湖をモチーフにした新モデル「エボリューション9コレクション」SLGA021を発表した。

エボリューション9コレクション

グランドセイコー「エボリューション9コレクション」SLGA021
自動巻きスプリングドライブ(Cal.9R42)。38石。パワーリザーブ約120時間。SSケース(直径40mm、厚さ11.8mm)。10気圧防水。115万5000円(税込み)。2023年2月10日(金)発売。

 本作は、グランドセイコーのブランドフィロソフィーである「THE NATURE OF TIME」を体現しており、自然や季節の移ろいからインスピレーションを受けた要素が散りばめられている。

 特徴的なのは、諏訪湖を湖面を文字盤で表現したことだ。グランドセイコーのスプリングドライブモデルを製造する、セイコーエプソン 塩尻事業所内の「信州 時の匠工房」からほど近くに位置するのが諏訪湖である。信州最大の面積を誇る諏訪湖は、八ヶ岳連峰、日本アルプスをはじめとする山々に囲まれた、標高の高い諏訪盆地の中央部に位置し、澄んだ空気や豊かな水量に恵まれている。

エボリューション9コレクション

 そんな諏訪湖の湖面に広がるさざ波を表現したのが、本作の「ミナモパターン」だ。立体的な陰影は、職人が手で模様を彫りだした金型をもとに作られる。深いブルーにこのミナモパターンを施すことで、夜明け前、湖面を渡る風に波がさざめく、趣深い諏訪湖の情景を描き出した。

エボリューション9コレクション

 また、 本作はスプリングドライブムーブメント、キャリバー9RA2を搭載している。サイズの異なる大小ふたつの香箱「デュアルサイズバレル」を採用することで、最大巻上時には約120時間(5日間)のパワーリザーブを備える。平均月差±10秒の高精度という点も、スプリングドライブならではの魅力だ。

エボリューション9コレクション

 トランスパレント仕様のケースバックからは、厳寒期の信州地方で見られる霧氷を表現した「信州霧氷仕上げ」により繊細な質感をまとったムーブメントが鑑賞でき、美しいブルースチールのインジケーター針が、静謐な表情をのぞかせる。

 独自のミナモパターンが、スプリングドライブ特有の滑らかな秒針のスイープ運針と相まって、湖畔の静けさの中に感じられる時の移ろいを連想させる。


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