オーデマ ピゲは、代表作のひとつである「ロイヤル オーク “ジャンボ” エクストラ シン」の新作として、グレインダイヤルを採用した新モデルを披露した。粒立った光沢のある新しいブルーダイアルは、ル・ブラッシュの明るい夜空を思わせる。ブティックのみでの発売だ。
自動巻き(Cal.7121)。33石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約55時間。18KWGケース(直径39mm、厚さ8.1mm)。5気圧防水。ブティック限定。予価973万5000円(税込み)。2023年2月発売予定。
グレインダイアルの新たな表現
オーデマ ピゲが「ロイヤル オーク “ジャンボ” エクストラ シン」の新たなバリエーションとして披露したのは、グレインダイアルを組み合わせたブティック限定モデルだ。
このグレインダイヤルは、1992年のロイヤル オーク コレクション20周年を記念して作られたモデルに初めて採用されたもの。今作ではこのダイヤルのテクスチャーを見直し、より繊細で明るい色調に仕上げられている。
全体のブルーの色味はPVD加工によるもので、着色した後に透明なラッカーをかけ、表面の細かく粒立ったレリーフと輝きを強調している。これはル・ブラッシュの明るい夜空を表現しており、通常のタペストリーダイアルとはまったく異なる雰囲気を見せる。
表面には蓄光塗料を塗布したホワイトゴールドのアワーマーカーと時分針を置き、高いコントラストを演出すると同時に、暗所での視認性を確保している。また、このブルーグレインダイアルに合わせたデイトリングもミッドナイトブルーに合わせられている。
本作の薄型ケースとブレスレットは18Kホワイトゴールド製。ベゼルやミドルケース、ブレスレットまで、ポリッシュされた面取り部分とサテン仕上げの面が組み合わせられ、“AP”のシグネチャーが入ったフォールディングバックルまで余念のない仕上がりである。
そして本作が搭載するのは、2022年1月にロイヤル オーク コレクション50周年を記念したモデルから採用された、新開発のキャリバー7121だ。
およそ5年をかけて開発された、わずか厚さ3.2mmの薄型自動巻きムーブメントは、これまでより主ゼンマイを収める香箱を大きくすることで、パワーリザーブは約55時間まで伸ばされた。3時位置のデイト表示には、エネルギー消費の低いフラットなメカニズムで、特許保持の新しいコレクターが使用されている。
ケースバックはトランスパレント仕様のため、コート・ド・ジュネーブをはじめ、サーキュラーサテン、スネイル、サーキュラーグレイン、細かな面取りなど、手仕上げによる装飾を楽しめる。
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