シチズンは、一度のフル充電で365日間駆動し続けるエコ・ドライブムーブメント、キャリバーE365の開発を発表。これを搭載した新たなグローバルラインナップ「Eco-Drive 365」を展開し、ファーストリリースとして3本の新作モデルを2023年秋冬に発売する。
クリーンエネルギーで駆動する次世代デザインモデル
クリーンエネルギーで駆動するムーブメントは、定期的な電池交換というクォーツ式時計の煩わしさを解消し、現代の消費社会にふさわしい時計を提案している。
今回発表された「キャリバーE365」は、このエコ・ドライブの省電力性と長時間駆動という特長をより強化し、一度のフル充電で365日間もの連続駆動を実現したムーブメントだ。発電効率を高めつつもそのムーブメント径は27mmという一般的なサイズに収まっており、エコ・ドライブ時計のデザイン性も損なわないものになっている。
そして、この新開発ムーブメントを搭載するモデルとして、2023年秋冬より3本の次世代デザインモデル(内一本は限定モデル)が販売される。
モダンかつ洗練された印象を備えるオールブラックモデル。なお、もうひとつのレギュラーモデルとしてステンレスの質感が際立つ「BN1014-55E」も同時発売される。光発電エコ・ドライブ(Cal.E365)。月差±15秒。フル充電時約365日可動。SS(直径42.5mm、厚さ11.1mm(いずれも設計値))。10気圧防水。予価6万3800円(税込み)。2023年秋冬発売予定。
Eco-Drive 365という新シリーズにラインナップされるこの3モデルでは、シチズンのアーカイブデザインがそのデザインモチーフに採用された。ベースとなったのは同社が1973年に発売した「シチズンクオーツE・F・A」。最新のステンレス加工・研磨技術によって、そのラグを廃したユニークなケースフォルムが再解釈されている。
また、エコ・ドライブの搭載によって、かつてのモデルに採用されていた紫金石のダイアルは、光を透過するブラックダイアルに取って替わられている。このブラックダイアルではさまざまな色やサイズを持つ4種のラメが調合されており、星空が輝く夜空のような表現を楽しめる。
なお、このファーストリリースでは、よりデザインをシチズンクオーツE・F・Aに寄せた1200本の数量限定モデルも販売される。
光発電エコ・ドライブ(Cal.E365)。月差±15秒。フル充電時約365日可動。SSケース(直径42.5mm、厚さ11.1mm)。10気圧防水。世界限定1200本。予価11万0000円(税込み)。2023年秋冬発売予定。
こちらのモデルではオマージュ元のゴールドの見返しリングや4箇所のルビーインデックスを再現した、クラシカルな印象を特徴としている。また、ベルトにはLWG認証のカーフストラップを採用しており、特別精度調整モデルであった「シチズンクオーツE・F・A」にエコ・ドライブ機能をプラスしたような、進化を感じさせるモデルとなっている。
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