オリエントスターのクラシックコレクションから「メカニカルムーンフェイズ M45」を2023年4月20日より発売する。夜空を彩る神秘的な星団「M45(すばる)」を斬新なブルーグラデーションの文字盤で再現している。
自動巻き(Cal.F7M65)。22石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。SS(縦49.0mm×横41.0mm、厚さ13.8mm)。5気圧防水。公式オンラインストア限定45本。30万8000円(税込み)。
手の込んだ奥行きのある文字盤に注目
1951年に誕生したオリエントスターは「輝ける星」と呼ばれるような時計を作りたいという願いを込めて誕生し、70年以上を経た現在も、独創的なデザインや機械式時計ならではの魅力を追求したムーブメントの開発に情熱を注いでいる。
クラシックコレクションに新たに加わった「メカニカルムーンフェイズ M45」のテーマは、夜空を神秘的に彩る星団の「M45」である。M45は日本では「すばる」とも呼ばれ、初冬の東の空に観られるおうし座の散開星団を指す。
青を帯びた白い光を放つ星団は、時や季節の目印とされ、その神秘的な情景は平安時代中期に記された随筆「枕草子」の一説にも“星はすばる。彦星。夕づつ。よばひ星、すこしをかし“と登場している。
昴という漢字を連想された方も多いと思うが、この語源は複数のものが集まっている様子を示す“統ばる”という言葉である。
無数の星を表現するために、表面に型打ち模様を施し、繊細な型打ち模様は光の入る角度によって表情が変化し、文字盤上で星がきらめく情景を作りだしている。
続いて、独自に調合された塗料をグラデーション専用機で色の濃さや幅を微妙に調整しながら塗布し、文字盤中心のブルーから外周に向かってブラックへと変化する階調を生み出す。さらにこの塗布面を通常のクリア塗装より厚く透明なラッピング塗装で覆い、文字盤に夜空の奥行きをもたらした。
12時位置にはパワーリザーブ表示、6時位置には指針式の日付カレンダー表示を併せ持つムーンフェイズ表示の部分を別体とした2枚構造となっている。文字盤外周の色に合わせたローマ数字の黒いインデックスは、複数回の重ね印刷によって絶妙な立体感と陰影が形成され、背景から際立つように仕上げられている。
ケースにはハイグレードのステンレス材であるSUS316Lに黒のIPめっきを施し、古来より変わらない夜空を表現している。
プレステージショップで販売されるバージョンにはネイビーの本ワニ皮革とは別に、コードバンのストラップが付属する。こちらは45本限定での発売だ。自動巻き(Cal.F7M65)。22石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約50時間。SS(縦49.0mm×横41.0mm、厚さ13.8mm)。5気圧防水。プレステージショップ限定145本。31万9000円(税込み)。
いずれのモデルにも限定およびシリアルナンバーの刻印がされ、ケースバックからは自社製キャリバーF7M65の機構を観賞することが可能だ。
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