グランドセイコーは、ブランドのシンボルである「獅子」をダイヤモンドとブルーサファイアで表現した新作モデル「マスターピースコレクション スプリングドライブ8days ジュエリーウォッチ限定モデル SBGD213」を発表した。世界限定8本で、2023年6月9日発売予定となっている。
グランドセイコー「マスターピースコレクション」の新作ジュエリーウォッチ
高級時計工房「マイクロアーティスト工房」が生み出す独創的なムーブメントを搭載したグランドセイコーのマスターピースコレクションから、精度・視認性、装飾性を高い次元で両立させたジュエリーウォッチ「マスターピースコレクション スプリングドライブ8days ジュエリーウォッチ限定モデル」SBGD213が登場する。
手巻き。スプリングドライブムーブメント(Cal.9R01)。56石。パワーリザーブ約192時間。Ptケース(直径44.5mm、厚さ14.4mm)。3気圧防水。3080万円(税込み)。世界限定8本。2023年6月9日発売。
グランドセイコーは1960年に誕生して以来、「獅子」をブランドのシンボルとして用いてきた。王の象徴と広く認識される獅子には、最高峰の腕時計を目指す意志が込められている。その精神に基づき、昨年のウォッチズ&ワンダーズ 2022ではホワイトライオンを題材に、独創的なジュエリーウォッチを発表した。
昨年のモデルでは、ダイヤモンドの横にブラックスピネルを配して、グランドセイコーが提唱する「光と影」のコンセプトを表現したものであったが、2023年の新作で合わせられるのはブルーサファイアである。ブルーはグランドセイコーのブランドを象徴する色であり、ダイヤモンドとのコントラストで圧倒的な存在感を放つ。
ダイアルの中心部には、ブルーサファイアと調和するブルーカラー加工を施した白蝶貝を採用している。ダイアルを囲むダイヤモンドとブルーサファイアは、分目盛として機能する。熟練の職人技により、18Kホワイトゴールド製のダイアルの円弧に沿って隙間なくレール留めされた貴石は、流れるように輝きを放つ。その上を、焼き入れを施したグレーの秒針が滑らかに移動する。
12時位置にはブルーサファイアを3石あしらい、3、6、9時位置は他よりもわずかに幅広いサファイアを採用することにより、時刻の判読性を高め、実用性と華やかさを共存させている。大きく張り出したラグにもダイヤモンドをセッティングし、獅子の研ぎ澄まされた爪の輝きを表現している。
搭載されるキャリバー9R01は、マイクロアーティスト工房が手掛けるスプリングドライブムーブメントである。機械式時計やスプリングドライブは、香箱に納められたゼンマイが動力源である。一般的な時計に搭載される香箱はひとつだが、本モデルでは3つの香箱を直列に配置することにより、最大約8日間(約192時間)の連続駆動を可能にした。
受けの形状は富士山、ローターは太陽、ルビーは諏訪の街の灯り、そしてパワーリザーブ表示は諏訪湖をイメージし、裏蓋を通してスプリングドライブの誕生の地から富士山を望んでいるかのような情景を楽しむことができる。
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