オーデマ ピゲは「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」の新バージョンを発表した。ブラックセラミックケースのこのモデルは、1999年にアーノルド・シュワルツェネッガーとのコラボレーションによって製作された「ロイヤル オーク オフショア エンド オブ デイズ」へのオマージュである。
ふたつのセレブレーション
自動巻き(Cal.4401)。40石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。ブラックセラミックケース(直径43mm、厚さ14.4mm)。10気圧防水。748万円(税込み)。
1993年のバーゼル・フェアで発表された「ロイヤル オーク オフショア」は、その直径42mm、厚さ14.04mmという大きなサイズと大胆なデザインで注目を集めた。しかし、市場に受け入れられるには、そこからまた数年の時間が必要だった。
しかし、スポーツ、音楽、エンターテイメントなど、オートオルロジュリーとはかけ離れた分野との関係を築き上げることに成功した。1999年、俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーとのコラボレーションにより、映画『エンド オブ デイズ』にちなんだ限定モデル「ロイヤル オーク オフショア エンド オブ デイズ(Ref.25770SN)」が誕生した。このモデルはすぐに注目を集め、ロイヤル オーク オフショア コレクションはセレブリティとのコラボレーションによる限定モデルという市場を生み出した。
2023年、ロイヤル オーク オフショア コレクションの30周年を記念し、オーデマ ピゲはこのコレクションのターニングポイントとなったモデルにオマージュを捧げる。新しい「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」は、ロイヤル オーク オフショアのアニバーサリーと、エンターテイメントや音楽、スポーツの世界のセレブリティとの友情を祝うものである。
ブラック×イエローのダイアルデザイン
新しいロイヤル オーク オフショア クロノグラフは、2020年に登場したモデルと同様、直径43mmのケースに収められている。ケース素材はブラックセラミックスで、リンク、プッシュボタン、ケースバックにはチタンが採用されている。8角形のベゼルに留められた8個のビスはステンレススティール製だ。
セラミックスをケース素材に採用することにより、ビッグサイズにもかかわらず重量はわずか103gに抑えられている。
ブラックカラーのダイアルはメガタペストリー模様で装飾され、タキメーター目盛のイエローがアクセントとなっている。ホワイトゴールド製のインデックスとブラック加工のホワイトゴールド針には、イエローの蓄光塗料が塗布されている。12時位置にはアプライドの「AP」ロゴが輝く。
ブラックとイエローで統一されたダイアルに合わせ、イエローのステッチが入ったブラックカラーのカーフスキンストラップが装備されている。このストラップは簡単に交換可能で、付属するイエローのカーフスキンストラップに付け替えることができる。
一体型クロノグラフ
本作に搭載されているのは、マニュファクチュールの最新自動巻きクロノグラフムーブメント、Cal.4401。コラムホイールとフライバック機能を備えたムーブメントである。この機能はプッシュボタンを一度押すだけで、クロノグラフのリセットと再スタートを行うことが可能だ。特許取得の機構により、クロノグラフカウンターの針が瞬時に垂直に戻る。コラムホイールは垂直クラッチシステムと共に機能し、秒針はスタート/ストップ時にブレることなく瞬時に作動する。
ローターはサファイアクリスタル製のケースバックを通して見ることができる。22Kピンクゴールド製で、NAC加工によるチャコールグレー仕上げだ。また、ケースバックからはコート・ド・ジュネーブ、サーキュラーグレイン、サンレイ仕上げ、サーキュラーサテン仕上げ、ポリッシュ面取りなど、ムーブメントの洗練された装飾を見ることができる。さらに、ケースバックには「Limited Edition of 500 Pieces」とエングレービングされている。
https://www.webchronos.net/features/93578/
https://www.webchronos.net/features/62242/
https://www.webchronos.net/iconic/23303/