モダン・スポーティーデザインが特徴的なシチズンの機械式腕時計ブランド「シチズン シリーズエイト」より、ウレタンバンドを採用した新作モデルが発表された。2体構造のベゼルと直線が際立つケースにウレタンバンドを組み合わせ、よりスポーティーな一面が強調された本作は、2023年5月25日(木)より発売される。
ウレタンバンドで軽やかなスポーティーテイストを追求
2008年に誕生したシリーズエイトは、21年にフルモデルチェンジを敢行。これにより、全モデルに「第2種耐磁」を備えた機械式ムーブメントが搭載されるようになり、現代のデジタル社会に対応するモダン・スポーツウォッチシリーズへと生まれ変わった。
今回、ウレタンバンドモデルが新作として追加されたのは、そのメインコレクションのひとつである、870Mechanical。2体構造のベゼルが特徴的で、力強さと個性的な一面を兼ね備えるコレクションだ。
ブレスレットと一体化したスリムケースによって良好な着用感を備えていた870 Mechanicalだが、本作ではウレタンバンドの採用がそこに軽やかさをプラスしている。自動巻き(cal.0950)。24石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径40.8mm、厚さ10.9mm)。10気圧防水。20万9000円(税込み)。
新作のカラーリングはブラックを採用しており、2021年発売のブレスレットモデル「NA1004-87E」のウレタンバンドバリエーションに該当する。ブレスレットモデルに比べてブラックの占める割合が増え、特徴であったソリッドな質感は若干抑えられたが、よりシリーズエイトのスポーティな側面が強調されることとなった。
その他のデザインは従来モデルと同様であり、太めの針とシンプルなインデックスは視認性の高いダイアルを作り出している。この飽きのこないフェイスはモダンデザインを追求したシリーズエイトに共通する魅力であり、デイト機能や夜光を施した針もまた、現代のライフスタイルに適した実用重視の要素と言える。
ムーブメントは自動巻ムーブメント、キャリバー0950を引き続き搭載する。備わっている第2種耐磁によって、磁気に1cmまで近づけても性能を維持することが可能だ。さらに、平均日差-5〜+10秒の高精度と約50時間のパワーリザーブも兼ね備えており、その4.1mmしかないムーブメント厚はケースフォルムのスリム化に貢献している。
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