「ザ・シチズン」デイト表示付き自社製新型機械式ムーブメントを搭載したモデルが2023年冬に発売

2023.07.11

デイト表示付きムーブメントCal.0210を搭載した「ザ・シチズン」メカニカルモデルが2023年の冬に特定店限定モデルとして発売される。Cal.0200と同様に部品のひとつひとつの精度と共に仕上げの完成度の高さを追求して完成したCal.0210はシチズンの理念のひとつである「常に先を見据え、理想を追求する」シチズンの姿勢が細部にまで表れている。

シチズン「ザ・シチズン」メカニカルモデルCal.0210

ダイアルにはブランドシンボルとなっている「イーグルマーク」が配される。シースルーバックの22Kゴールド製の回転錘にも見ることができるザ・シチズンの象徴だ。


名機にカレンダーを追加したCal.0210搭載モデルが登場

 ザ・シチズン専用機として開発され、2021年に登場した自動巻きムーブメントCal.0200。このCal.0200をベースに日付表示を追加した新型ムーブメントCal.0210と、それを搭載する新モデルが発表された。

シチズン「ザ・シチズン」メカニカルモデルCal.0210

シチズン「ザ・シチズン」メカニカルモデルCal.0210
手巻き機能付き自動巻き(Cal.0210)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径40.0mm、厚さ11.2mm)。10気圧防水。88万円(税込み)。

 新型ムーブメントCal.0210は、既存ムーブメントCal.0200同様に、時間精度の長期持続性に優れるフリースプラング方式を用い、平均日差-3~+5秒を実現している。

シチズン「ザ・シチズン」メカニカルモデルCal.0210

シチズン「ザ・シチズン」メカニカルモデルCal.0210
手巻き機能付き自動巻き(Cal.0210)。26石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約60時間。SSケース(直径40.0mm、厚さ11.2mm)。10気圧防水。88万円(税込み)。

 細部にまで細やかな仕上げが施され、幾度もの計算によってレイアウトされた輪列部品、部品精度や仕上げに力を入れることで高精度と審美性を両立させる設計思想をそのままに、デイト表示を新たに加えた。本モデルはデイト表示と合わせて、10気圧防水を実現し、日常生活でのさらなる実用性を高めた。

シチズン「ザ・シチズン」メカニカルモデルCal.0210

ラグを持たず、面で構成されたケースとそこから繋がるブレスレット。

 ラグのない大胆なケースとブレスレットは粗目のヘアラインと鏡面仕上げに磨き分けられ、シャープな仕上がりとなっている。特に装着時にブレスレットから放つ輝きは存在感があり、白と黒のモデルそれぞれのダイアルには電鋳手法で施した模様がもたらす陰影が豊かな表情を描く。

シチズン「ザ・シチズン」メカニカルモデルCal.0210

シースルーバックからは、自動巻きムーブメントのCal.0210がのぞく。大きく肉抜きされたローターは、外周を重くすることで軽さと大きな慣性を両立している。自動巻き機構にはCal.0200同様の片方向巻き上げを採用。あまり腕を動かさないデスクワークでも巻き上げ効率に優れる。

 電鋳手法とは表面に電気化学反応で金属イオンを付着させる金属転写技術であり、細かな表現が可能な加工技術である。角度によってさまざまな表情を見せるダイアルには陰影が感じられ、長時間見ていても飽きることがない。

シチズン「ザ・シチズン」メカニカルモデルCal.0210

ひとつひとつの部品がどのように見えるかを計算されつくした配置と輪列。直線を基調としたムーブメントデザインや細部まで施されたダイヤカットによって生み出される立体感を高めている。

 いずれのモデルもブレスレット取り付け前の完成時計状態で全数17日間に及ぶ厳しい自社検査を行っている。6方向の姿勢、3段階の温度で設定した様々な条件下での検査に合格した証として、時計本体には自社規格検定合格証が付される。


Contact info: シチズンお客様時計相談室 Tel.0120-78-4807


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