ティソは、1970年代にアイコンウォッチとして人気を博した「シデラル S」を大胆に再解釈した新作「ティソ シデラル」を発表した。グラスファイバーに代わり、新たにフォージドカーボンをケース素材に採用した本作は、最先端の素材とレトロテイストが融合したファッショナブルなモデルとして登場する。
大胆でカラフル、スポーティなステートメントピース
1969年に誕生したティソの「シデラル」は、素材、デザイン、価格帯など、あらゆる面で非常に近代的なコレクションとして話題を呼んだ。
特に、ケース素材へのグラスファイバーの採用は当時としては世界初のことであり、軽やかでありながら耐傷性、耐食性に優れるアヴァンギャルドなコレクションとして、シデラルは1970年代初頭のブランド拡大に大きく貢献したのだった。
今回登場した新作「ティソ シデラル」は、このシデラルの1971年モデルである「シデラルS」を大胆に再解釈。その多くの魅力を引き継ぎながらも、現代的なアップデートが施されたリバイバルモデルとなっている。
自動巻き(Cal.パワーマティック80)。23石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約80時間。フォージドカーボン+SSケース(横41mm×縦46.5mm)。30気圧防水。各14万4100円(税込み)。2023年7月21日発売予定。
本作のハイライトには、旧モデルのグラスファイバーに代わり、フォージドカーボンをケース素材へ採用している点が挙げられる。
スーパーカーなどにも広く使用されるこの素材は軽量性、革新性、弾力性の面で非常に優れており、60年前に最先端素材を採用していた初代モデルの革新性が再現されている。
また本作には、シデラルシリーズのシグネチャーエレメントであるパンチング加工済みのラバーストラップや画期的なクリップシステムについても継承されており、コレクションの人気を確固たるものにした「シデラル S」のリバイバルを見事に達成したと言える。
丸みを帯びたケースは30気圧防水を備えており、ダイバーズとレガッタのスケールが刻まれたブラックPVD加工済みの逆回転防止ベゼルを搭載する。また、ダイアル内周部にもグリーンとレッドでレガッタカウントダウンゲージが記されており、70年代のレトロな美学を表現することでかつてのシデラルが持つスタイルとスピリットにオマージュが捧げられている。
ムーブメントには、約80時間のパワーリザーブを誇るCal.パワーマティック80を搭載する。チタンとニオブの合金であるニヴァクロン™製ヒゲゼンマイと新型スケルトンローターを採用しており、その機能性、信頼性は至って現代的だ。ステンレススティール製ケースバックはトランスパレントになっており、ムーブメントの鼓動を楽しめる点も本機の特徴と言える。
ファーストリリースは、それぞれに色を合わせたラバーストラップを持つ、イエロー、レッド、ブルーのポップな3カラーが展開予定だ。ケースは30気圧の防水性も備えているため、個性的なレトロスタイルをワードロープに取り入れたい方にも必見のコレクションとなるだろう。
Contact info: ティソ Tel.03-6427-0366
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