チューダーとアリンギ・レッドブル・レーシングとのパートナーシップを記念した「ペラゴス FXD」の新作を2モデル発表

2023.07.31

チューダーがアリンギ・レッドブル・レーシングとのパートナーシップを記念したモデル、「ペラゴス FXD”アリンギ・レッドブル・レーシング”」と「ペラゴス FXD クロノ ”アリンギ・レッドブル・レーシング”」を発表した。

チューダー「ペラゴス FXD”アリンギ・レッドブル・レーシング”」

マットブラックのカーボンコンポジット製インサートを備えるチタン製60分両方向回転ベゼルとダイアルのマットなブルーカラーのコントラストにレッドカラーのアクセントが効いている。


勇猛果敢なマリンスポーツの精神を体現した2モデル

 冒険家や熟練のプロフェッショナルたちに選ばれてきたチューダーの時計は独自の価値とともに、洗練されたスタイルと確かな信頼性を約束し高い人気を誇っている。中でも熾烈なヨットレースをはじめとするマリンスポーツ界においては堅牢性や視認性といった実用面でも高いレベルが求められる。

 そんなチューダーから、「ペラゴス FXD”アリンギ・レッドブル・レーシング”」と「ペラゴス FXD クロノ ”アリンギ・レッドブル・レーシング”」が発表された。アリンギ・レッドブル・レーシングは、アメリカズカップで二度の優勝を飾ったアリンギと、F1レースで名高いレッドブル・レーシングが提携し、2021年に結成したチームだ。2022年、チューダーは同チームとのパートナーシップを始動している。

チューダー ペラゴスFXD タイムオンリー

チューダー「ペラゴス FXD”アリンギ・レッドブル・レーシング”」Ref.25707KN(TIME-ONLY)
自動巻き(Cal.MT5602)。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。ブラックカーボンコンポジット製ケース(直径42.0mm)。20気圧防水。47万800円(税込み)。


 チューダー初の試みとしてハイテクカーボンコンポジットをチタンおよびステンレススティールと組み合わせた本作は、ハイドロフォイルを備えるAC75(アメリカズカップ75)のレーシングヨットのように、力強さを感じさせる。ストラップバーが固定されたケースにクロノグラフキャリバーを搭載したのも、チューダー初のことである。

チューダー ペラゴスFXD クロノ

チューダー「ペラゴス FXD クロノ ”アリンギ・レッドブル・レーシング”」Ref.25707KN(CHRONOGRAPH)
自動巻き(Cal.MT5813)。41石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。ブラックカーボンコンポジット製ケース(直径43.0mm)。20気圧防水。65万2300円(税込み)。


 チューダーの大胆で革新的な精神は、ふたつの新しい「ペラゴス FXD」と「ペラゴス FXD クロノ」のモデルでも存分に発揮されている。決められた限界は壊すためにある、というチューダーとアリンギ・レッドブル・レーシングが共有する精神が本作には息づいている。

チューダー「ペラゴス FXD”アリンギ・レッドブル・レーシング”」

約70時間のパワーリザーブを備え、過酷な環境下においても信頼性を損なわない。

 前述したレーシングヨットであるアリンギ・レッドブル・レーシング AC75はカーボン、チタン、ステンレススティールの独自の混合により高速で水面から跳ね上がる船体を形づくり、最先端の海洋工学の極致を象徴する存在である。新しい「ペラゴス FXD」でも同様に、ケースとベゼルインサートには非常に計量で堅牢な素材であるハイテクカーボンコンポジットを、またベゼルとリュウズおよびダイレクトアクションプッシャーにはチタン、ケースバックとインナーケースには316Lステンレススティールを組み合わせている。

チューダー「ペラゴス FXD”アリンギ・レッドブル・レーシング”」

AC75の船体と同じ色調のマットなダイアルに映えるレッドの秒針と象徴的なスクエア型アワーマーカーとスノーフレーク針は、視認性を向上させるために発光面を最大化できるデザインとして60年代にチューダーが考案したものだ。本作では、厳しい条件下でも最適な視認性を実現する発光性セラミック混合物で作られている。


 元々はフランス海軍の戦闘ダイバー部隊と共に開発されたFXDのケースは200mの防水性能を備え、固定されたストラップバーを特徴とする。標準グレードと比較すると、2時間後に最大60%の性能向上を示す発光塗料であるグレードX1のスイス製スーパールミノヴァⓇを使用した、120のノッチが刻まれた両方向回転ベゼルを備える。ベゼルには60から0までの目盛りがあしらわれ、レガッタ開始前の重要な瞬間であるカウントダウンを容易に追うことができる。ケースバックにはこのパートナーシップの象徴として、アリンギ・レッドブル・レーシングのロゴが刻まれている。


堅牢性、耐久性、信頼性、精度を備えたムーブメント

 搭載されるムーブメントは、3針モデルはMT5602、クロノグラフモデルはMT5813である。いずれも象徴的なオープンワーク仕様のモノブロック構造のタングステン製ローターを備える。チューダーのマニュファクチュールキャリバーならではのマット仕上げが施されている点にも着目したい。ブリッジとメインプレートはサンドブラスト加工とレーザー装飾が交互に施されている。

チューダー「ペラゴス FXD”アリンギ・レッドブル・レーシング”」

両方向回転ローター搭載の機械式自動巻きクロノグラフムーブメントを搭載するクロノグラフバージョン。COSCによるスイス公認クロノメーターに認定されている。

 クロノグラフキャリバーMT5813はスイス公認クロノメーター検査協会(COSC)の認定を取得しており、協会が定める基準を上回る日差-2~+4秒という高い精度を達成している。機能性の高いムーブメントはチューダーが掲げる伝統的な時計製造の下で創り上げられ、精巧なコラムホイールメカニズムと垂直クラッチを備える。

 F1の世界などでも「強すぎる」と批判を浴びる事態にまでなっているが、ライバルすら認めるレッドブルの強さは「決められた限界は壊すためにある」というスピリットに裏付けられているのかもしれない。

チューダー「ペラゴス FXD”アリンギ・レッドブル・レーシング”」

あらゆるスポーツシーンで快進撃を見せるレッドブル・レーシングチーム。

 特に、フィジカル面の要求度がNBAやNFLと同等と言われている「アメリカズカップ」のレース中は肉体が限界まで追い詰められ、疲労が蓄積されていくそうだ。そんな疲労とストレスの中でも常に正確な判断を下していく必要があるスポーツで、ひとつの判断ミスが勝敗を分けることに繋がる。本作はそんなタフなセーラーたちの相棒として洋上で時刻を告げる存在だ。



Contact info:チューダー/日本ロレックス Tel.0120-929-570


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