カール F.ブヘラから1960年代のモデルをインスパイアした「ヘリテージクロノメーターセレブレーション」が登場

2023.07.14

カール F.ブヘラは、1960年代に製作されたオリジナルモデルのデザインを踏襲した「ヘリテージクロノメーターセレブレーション」を発表した。4種類のダイアルがラインナップされ、すべてC.O.S.C.認定クロノメーターである。

カールＦ．ブヘラ「ヘリテージクロノメーターセレブレーション」
自動巻き（Cal.CFB 1965）。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。C.O.S.C.認定クロノメーター。18KRGケース（直径39mm、厚さ8.45mm）。世界限定88本。3気圧防水。335万5000円（税込み）。

ヘリテージクロノメーターセレブレーション

　カール F．ブヘラの新作「ヘリテージクロノメーターセレブレーション」は、1960年代製のオリジナルモデルと同様に、過剰な飾りを控えた時計へのトリビュートである。メッシュブレスレット、角張ったフォルムの針とインデックスが特徴となっており、実用的な印象を与える。C.O.S.C.認定クロノメーターとしての優れた精度を尊重したデザインだ。

　ヘリテージクロノメーターセレブレーションはレトロなデザインだが、今あらためて見ると新鮮な印象を覚えるだろう。ブレスレットは極めてしなやかで、厚みを抑えた外観に仕上がっている。

上品な実用性

カールＦ．ブヘラ「ヘリテージクロノメーターセレブレーション」
自動巻き（Cal.CFB 1965）。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。C.O.S.C.認定クロノメーター。18KRGケース（直径39mm、厚さ8.45mm）。世界限定88本。3気圧防水。99万円（税込み）。

　全体的に飾り気のないシンプルな外観でありながら、ヘリテージクロノメーターセレブレーションの優雅さは特別なシーンのためにデザインされている。節目となる誕生日や結婚式からカクテルパーティー、さらにはレッドカーペットのような人生の意義深い瞬間に、優雅で華やかでスタイリッシュな装いを完璧に仕上げるために欠かせないアクセサリーだ。

　着用者のみが知ることのできるディテール、それは1960年代の紋章を浮き出したカール F．ブヘラのヘリテージを伝えるケースバックだ。同社の故郷であるルツェルンを象徴する白鳥、ブヘラ家を示すブナの木、そして創業年である“1888”の文字が記されている。

　控えめな美しさにもかかわらず、よく見ると繊細で純粋な職人技が施されている。針とインデックスは、微妙な立体感を出すためにエッジを面取りされている。また、秒針の先端にはオリジナルモデルと同じように赤い矢印が描かれている。

カールＦ．ブヘラ「ヘリテージクロノメーターセレブレーション」
自動巻き（Cal.CFB 1965）。25石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約42時間。C.O.S.C.認定クロノメーター。SSケース（直径39mm、厚さ8.45mm）。世界限定188本。3気圧防水。99万円（税込み）。

　シルバーメッキ仕上げやブラックラッカー仕上げ、またはブラウンラッカーでグラデーション仕上げを施した文字盤は、優しくきらめく光の効果を生み出し、その上にはっきりと記された「Officially Certified Chronometer／公認クロノメーター」という言葉が、確かな精度を誇らしげに伝えている。