ブランパンがONLY WATCH 2023にフィフティファゾムス 70周年記念モデルのユニークピースを出品

2023.07.25

ブランパンは20年以上にわたり、モナコ筋ジストロフィー協会に積極的な資金提供を行い、支援してきた。1953年発表のアイコンウォッチ、フィフティファゾムスの誕生から70周年を迎えたブランパンは、同協会が開催する「ONLY WATCH 2023 オークション」のために、今年初旬に発表した「フィフティファゾムス 70周年記念 Act 1」のスペシャルエディションを製作した。独特のブルーを基調としたモチーフをあしらった記念の年にふさわしいタイムピースとなっている。

自動巻き（cal.1315）。35石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約120時間。SSケース（直径42.3mm、厚さ14.3mm）。300m防水。ユニークピース。

「フィフティファゾムス 70 周年記念 Act 1」スペシャルエディション

　ブランパンのフィフティファゾムズが、腕時計の世界でダイバーズウォッチというジャンルを定義づけるものとなり、それ以降も定義し続けてきた。フランス、ドイツ、ノルウェー、イスラエル、米国など世界各国の主要な海軍がフィフティファゾムスを採用したという事実が、フィフティファゾムズの実力を証明している。
　
　実際、米海軍が公式ダイバーズウォッチを選考するにあたり 1957年から1959年にかけて厳格な試験プログラムを実施した。フィフティファゾムスの他、スイスや米国の他のメーカーのダイバーズウォッチが試験の対象になったが、すべてのテストに合格したのは唯一フィフティファゾムスだけであった。ブランパンの採用について、海軍は次のように述べている。

　「要約すると、ハードタック作戦においてブランパンの12本の水中時計を活用したが、その性能は事実上、完璧なものであった。この腕時計について、改善すべき点は見当たらない。」

驚異的な性能

　「フィフティファゾムス 70周年記念 Act 1」スペシャルエディションは、1953年の初代と新世代のフィフティファゾムスの誕生を記念したふたつのランドマーク的エディション(2003年の50周年記念モデルと2007年のフィフティファゾムス)からインスピレーションを得て、これら3つのモデルのDNAをしっかりと受け継いでいる。

　ブルーの逆回転防止ベゼルには耐傷性に優れたサファイアを採用し、丸みを帯びたドーム型のフォルムが魅力的な立体感を演出している。外周に向かって色味が深くなる繊細なブルーのグラデーションで彩られたダイヤルには、蛍光塗料を施したインデックスを配置。3時、6時、9時、12時位置にアラビア数字、5分刻みの表示にはバトン型インデックスが配された。それぞれに幾層ものスーパールミノバ®が塗布され、立体感と奥行きが生まれている。

自社キャリバー1315の実力

ムーブメントは、3つの香箱による約5日間の安定したパワーリザーブを誇るブランパンの自社製ムーブメントCal.1315を採用。フリースプラングテンプとシリコン製ヘアスプリングを搭載し、高い精度と堅牢性を実現した。

　
　クリアなケースバックからは、高級仕上げのムーブメントや大型の石、そしてNACプラチナ合金コーティングを施し「Only Watch Blancpain」の文字を配した18カラットのゴールド製ローターを眺めることができる。ステンレススティール製ケースは、先日発表された「フィフティファゾムス 70周年記念 Act 1」と同じ 42.3mm径だ。