ムーブメントで選ぶ良質な時計

広田雅将(36歳) 時計ジャーナリスト兼アートソルジャー、Web Chronosモデレーター

「時計史に残る傑作たちを挙げてみた」
新旧を問わず、歴史に残るであろうムーブメントと、その搭載機を挙げてみた。いずれも、優れた設計と仕上げ、そして類を見ない個性を持つ、名機中の名機である。ただし、買えないオールドピースの順位は、あえて下げてある。

1 オーデマ ピゲ/ロイヤル オーク オリジナル復刻モデル
2 ショパール/L.U.C 1860
3 F.P.ジュルヌ/クロノメーター・スヴラン
4 H.モーザー/マユ
5 A. ランゲ&ゾーネ/ダトグラフ
6 ブランパン/ヴィルレ クロノグラフ
7 パテック フリップ/Ref.96 カラトラバ
8 フィリップ・デュフォー/シンプリシティ
9 パテック フィリップ/Ref.3445 カラトラバ
10 IWC/ポルトギーゼ・ジュビリー


ムーブメントで選ぶ良質な時計

山田龍雄(不詳) 『WATCH FILE』主筆

「プライドを表現した渾身の自社ムーブを選択」
ここ数年、新たにマニュファクチュールを宣言した時計ブランドが多いのは周知の通り。それらの新興マニュファクチュールを中心に、最近の注目したいムーブメントを思うままに選んでみました。ベースキャリバーやクロノグラフ、はたまたコンプリケーションとその種類はさまざまですが、ブランドの矜持が感じられるメカをピックアップ。

1 パテック フィリップ/Ref.5170 クロノグラフ
2 ブライトリング/クロノマット01
3 カルティエ/カリブル ドゥ カルティエ
4 リシャール・ミル/RM027
5 タグ・ホイヤー/カレラ 1887 クロノグラフ
6 ブルガリ/ソティリオ・ブルガリBVL168
7 ウブロ/キング・パワー ウニコ
8 コルム/Ti-ブリッジ
9 パネライ/ラジオミール42mm オロローザ
10 ペキネ/リュー・ロワイヤル


ムーブメントで選ぶ良質な時計

From WebChronos(読者選考枠)

「アンティークもアリですか?(という方多数)」
2010年11月16日~21日、本誌webサイト『WebChronos』内コミュニティ、『TOP10 RANKINGS』において、同一テーマでの読者投票を行いました。得票数の多かった順に、10モデルを読者選考枠としてノミネートします。持ち点は「すべて同列、順位無し」扱いとなります (今回は同列7位が多数となりましたので、ノミネートモデルを6本とします)。

・ A. ランゲ&ゾーネ/ダトグラフ
・ ゼニス/Cal.135
・ H.モーザー/マユ
・ オメガ/スピードマスター・プロフェッショナル
・ ロレックス/サブマリーナー デイト
・ アサオカ ハジメ/トゥールビヨン


ランキングの集計ルール
●ルールに則して合計10モデルを選び、1位から10位までの順位をつける。
●それぞれが選んだ10モデルの、1位に20ポイント、2位に18ポイント、3位に16ポイント…‥9位に4ポイント、10位に2ポイントを与える(順位なしの場合は、個人の持ち点110点を10で割り、全てのモデルに11点ずつ加算する。順位ありとなしが混在する場合は、持ち点110点から順位分を引き、残りを割って分配)。その集計により、ランキングを決定する。
●同ポイントとなった場合、そのモデルを選んだ選考委員の数が多いほうを上位とする。
●それでも同位となった場合、最高点が高いほうを上位とする。
●さらに、それでも同位となった場合は、プライス設定の低いほうをバリュー的価値が高いものとして、上位とする。※パネライはディストリビューターの都合により順位には入りません。