文字盤のクオリティランキング / ダイアルで選ぶ"美顔時計"

篠田哲生（34歳） 嗜好品ライター

「人も時計も見た目が9割」
時計の魅力は、ほぼダイアル周りに集約される。そんな中で“作りがよい”となると、素材や技法に凝った時計ということになるだろう。ナンバーワンは文句なしで、ダイアル素材と技法で圧巻の世界を作り上げたヴァン クリーフ&アーペルの「ミッドナイト イン パリ」。それ以外はすべて並列で。

1 ヴァン クリーフ&アーペル／ミッドナイト イン パリ
・ ジャケ・ドロー／グラン・セコンド
・ グラスヒュッテ・オリジナル／セネタ・マイセン
・ ブライトリング／ナビタイマー全般
・ ブレゲ／クラシック全般
・ ヴァシュロン・コンスタンタン／ヒストリーク・アロンデ 1954

※選考本数が10本未満のため、1位20点、以下すべて11点として集計しました。

広田雅将（37歳） 時計ジャーナリスト兼アートソルジャー、Web Chronosモデレーター

「製法から見える各社の個性」
製法ごとに、各社のダイアルに優劣を付けてみた。ただし近年は、ミドルレンジ、あるいはエントリーモデルの底上げが著しい。ブライトリング、タグ・ホイヤ－、オメガあたりの文字盤は極めて良くできている。

1 ウルバン・ヤーゲンセン／Ref.8 伊勢丹限定モデル
2 F.P.ジュルヌ／カドラニエ・ジュネーブ製のダイアル全般
3 パテック フィリップ／年次カレンダー Ref.5205
4 ジャガー・ルクルト／デュオメトル全般
5 セイコー／グランドセイコー全般
6 ボヴェ／コールドエナメルダイアル全般
7 ユリス・ナルダン／クラシコ
8 ロレックス／オイスター パーペチュアル サブマリーナー デイト
9 フランク・ミュラー／サンセット
10 ブランパン／フィフティファゾムス

高木教雄（49歳） ライター

「品質向上を改めて実感した10本」
何とも難しいお題。質感に絞ってのダイアルの評価……　これってインデックスや針も含まれるの?　あれこれ悩みながら、代表的な仕上げや装飾の中から、なるべく被らぬよう10本を選んでみました。順位は、いつものように個人的な好み。こうして見ると、近年は仕上げの向上が図られているのだと、改めて実感、納得。

1 H.モーザー／フュメダイアル全般
2 パテック フィリップ／ゴールデン・エリプス Ref.3738
3 ジャケ・ドロー／グラン・セコンド
4 ブレゲ／クラシック全般
5 グラスヒュッテ・オリジナル／セネタ・マイセン
6 A.ランゲ&ゾーネ／リヒャルト・ランゲ
7 フランク・ミュラー／トノーカーヴェックス・カモフラージュ
8 ラルフ ローレン／スリム クラシック コレクション 867モデル
9 ロジェ・デュブイ／モネガスク全般
10 パネライ／ルミノール 1950全般

鈴木幸也（40歳） 『クロノス日本版』編集部員

「ず～ッと見ていたい“美人時計”」
顰蹙を覚悟で言えば、「顔がイイ」ことはそれだけで才能だ。人間も時計も。よく「美人は3日で飽きる」というが、本当の美人はいつまででもず～ッと見ていたい…個人的には。というわけで、欲しい時計から、主観のみで「美顔時計」を選んでみた。

1 F.P.ジュルヌ／クロノメーター・スヴラン
2 パテック フィリップ／年次カレンダー Ref.5205
3 パネライ／ラジオミール 3デイズ プラティノ-47MM
4 ジャガー・ルクルト／デュオメトル・クロノグラフ
5 ラルフ ローレン／スリム クラシック コレクション 867モデル
6 H.モーザー／モーザー・パーペチュアル・ゴールデンエディション
7 エルメス／アルソー タンシュスポンデュ
8 ストーヴァ／フリーガー クロノ
9 シチズン／カンパノラ 天満星
10 セイコー／ブライツ アナンタ セイコー創業130周年記念限定モデル