選考委員の選定モデル詳細

 

シンプルトゥールビヨンの良作

菅原 茂(59歳) 時計ジャーナリスト

「単なるノスタルジーを超えて」
復刻ふうやらヴィンテージふうの現行品は市場にかなり多く、純粋な復刻との境界は微妙だ。今回は復刻に多少なりとも「意義あり」と思えたモデルを中心に選んだ。

1 ティソ/ヘリテージ 160周年記念モデル
2 ジャガー・ルクルト/グランド・レベルソ・ウルトラスリム・デュオ
3 ロンジン/アビゲーション オーバーサイズ モノプッシャークロノ
4 タグ・ホイヤー/モナコ スティーブ・マックィーン
5 ブライトリング/ナビタイマー・コスモノート
6 グライシン/エアーマン
7 オメガ/シーマスター ブルヘッド
8 オーデマ ピゲ/ロイヤル オーク オートマティック・ウルトラ シン
9 ハミルトン/イントラマティック 38mm
10 セイコー/グランドセイコー 44GS


シンプルトゥールビヨンの良作

古川直昌(44歳) 『クロノス日本版』編集長

「多少の肉付けはあるものの……」
オーバーサイジングやインデックスのフォントの変更などはあるものの、基本的にはアーカイブに忠実なデザインの物をチョイスしたつもり。偏屈な古典好きとして多少の偏りがあるのはご了承を。

1 カルティエ/クラッシュ ウォッチ全般
2 ジャガー・ルクルト/グランド・レベルソ・ウルトラスリム・トリビュート・トゥ・1931
3 オーデマ ピゲ/ロイヤル オーク オートマティック・エクストラ シン
4 パネライ/ラジオミール カリフォルニア 3デイズ 44mm
5 パテック フィリップ/カラトラバ Ref.5296
6 ジラール・ペルゴ/スリー・ゴールドブリッジ・トゥールビヨン
7 ブランパン/フィフティ ファゾムス バチスカーフ
8 ロンジン/アビゲーションウオッチ Type A-7
9 パネライ/ルミノール 1950 3デイズ 47mm
10 ヴァシュロン・コンスタンタン/ヒストリーク 1954


シンプルトゥールビヨンの良作

名畑政治(54歳) 時計ライター

「納得できる復刻は思ったほど多くない」
復刻版といっても完全に当時を再現しているモデルは思ったほど多くなく、どこかに現代的なアレンジが加えられているものが多い。それがケースの防水性強化なら良いが、変にデザインがいじってあると興ざめ。やるなら忠実かつ徹底的に。これが復刻版の成功の秘訣ではないか? 例によってすべて同列、順位無し。

・ セイコー/グランドセイコー「44GS」
・ ハミルトン/ヴェンチュラ
・ チュードル/ヘリテージクロノ
・ A.ランゲ&ゾーネ/1815 アップ/ダウン
・ タグ・ホイヤー/モナコ
・ ティソ/クラシック プリンス バナナウォッチ
・ ジャガー・ルクルト/グランド・レベルソ・ウルトラスリム・トリビュート・トゥ・1931
・ ティソ/ヘリテージ 160周年記念モデル