選考委員の選定モデル詳細
菅原 茂(67歳) 時計ジャーナリスト
「やっぱり手巻きはいい」 現在クラシカルな手巻きノンデイトは5本ほど所有している。今回このお題で選ぶとなると、意外に少なくて困ったが、我が手巻きコレクションにさらに加えたいモデルとなるとこれらかなと。 1 パテック フィリップ/カラトラバ 6119 |
篠田哲生(45歳) 嗜好品ライター
「探してみると意外と少ない“純正クラシック”」 クラシカルな時計は王道だと思われがち。しかし今回のお題を前にアレもコレもと頭に思い浮かべ、いざチェックすると、意外と「手巻き」「3針」「ノンデイト」という王道クラシックが少ない。古き良き味わいを残す時計は、希少になっているようだが、自分のコレクションでは3本ほど所有していた。この手の時計が好きなんだと、改めて気付かされた。 1 パテック フィリップ/カラトラバ 6119 |
福田 豊(61歳) 編集者&ライター
「時計好きにとって何よりの悦びである」 「手巻き」「3針」「ノンデイト」。そんな時計は広田編集長の言う通り、頭のネジが飛んだ人しか買わない、のかもしれない。だがこんなに多数あるのは、つまり頭のネジの飛んだ作り手がまだ多数いる、ということ。うれしい限りだ。 ・NAOYA HIDA & Co./NH TYPE 1C |
髙木教雄(58歳) ライター
「いずれ劣らぬ名機揃い」 今年の新作はいつになく、日付表示を持たない2針+スモールセコンドモデルが数多く、その新型キャリバーも自動巻きも含めると知る限りで6機あった。既存モデルは名機揃いで甲乙が付けがたく、上位7作は、順不同。8位からは新キャリバーであり、評価し切れていないからこの順位であるだけで、いずれも出来栄えは素晴らしい。 ・A.ランゲ&ゾーネ/1815 |
名畑政治(61歳) 時計ライター
「えっ! トレンドじゃないの?」 いや、私は手巻きノンデイトのシンプルモデルはトレンドだと思うのですが、流行ってないんですか? 確かに主流にはなりえないが、ノンデイトはジワジワ増えているし、シンプルモデル好きも増殖しているように思う。でも決して流行っては欲しくないね。例によってすべて同列、順位なし。 ・ハミルトン/カーキ フィールド メカ |
広田雅将(47歳) 『クロノス日本版』編集長兼アートソルジャー
「今までで一番難しかったかも! 」 トレンドに逆行するクラシックウォッチ、良い試みだねえといったものの、いざ選ぶとなると悩んでしまう。感触を含めて、第1位はモリッツ・グロスマン。ただし、それ以下の選択で悩んだ。残念なのは、ユニタス搭載機の選択肢が少ないこと。個人的に大好きなエベラールを含めた。新作のパテック フィリップは実機を動かしていないため含まず。 1 モリッツ・グロスマン/セントラルセコンド |
ランキングの集計ルール
●選考委員は、各号のテーマに沿った腕時計を10本選び、順位をつける。
●選考委員ひとりあたりの所持ポイントを110点とし、これを1位20点、2位18点…… 10位2点として選考モデルに振り分ける。
●選考された時計が順位無しの場合は、所持ポイントを10等分して、各モデルに11点を与える(選考本数が10本に満たない場合でも、1モデルあたり11点とする)。
●獲得点数が同点となった場合は、選考者数の多いモデル、その中で選考順位の高いモデルの順で優位とする。
●最低有効得票数を2票とする。
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