コルトとコレクションを統合して再スタートを切ったアベンジャー。コレクションには6モデル、計14型がラインナップされる。アベンジャー クロノグラフ 45 ナイトミッションはケース径が45mmながら、その本体重量はチタンケースによって130gに抑えられている。
技術仕様
リファレンスナンバー: | V13317101L1X1 |
機能: | 時、分、秒(秒針停止機能付き)、30分および12時間積算計を持つクロノグラフ、日付表示 |
ムーブメント: | Cal.13(セリタSW500またはETA7750、いずれも“クロノメーター”ベース)、自動巻き、2万8800振動/時、25石、クイックコレクトデイト、耐震軸受け(インカブロック使用)、緩急針と偏心ネジによる微調整、グリュシデュール製テンワ、パワーリザーブ約48時間、直径30mm、厚さ7.9mm |
ケース: | DLC加工のチタン製ケース、逆回転防止ベゼル、サファイアクリスタル製風防(両面無反射加工)、ねじ込み式リュウズ、ねじ込み式チタン製裏蓋、30気圧防水 |
ストラップ&バックル: | カーフ製ストラップおよびDLC加工のチタン製ピンバックル |
サイズ: | 直径45mm、厚さ16.5mm、重量130g(ヘッドのみ) |
価格: | 62万4000円 |
*価格は記事掲載時のものです。記事はクロノス ドイツ版の翻訳記事です。
精度安定試験 (T24の日差 秒/日、振り角)
クロノグラフ停止時 | クロノグラフ作動時 | |
文字盤上 | +4 | +5 |
文字盤下 | +7 | +8 |
3時上 | +6 | +6 |
3時下 | +4 | +6 |
3時左 | +6 | +4 |
3時右 | +1 | +5 |
最大姿勢差: | 6 | 4 |
平均日差: | +4.7 | +5.7 |
平均振り角: | ||
水平姿勢 | 301° | 280° |
垂直姿勢 | 282° | 256° |
評価
ブレスレット&クラスプ(最大10pt.) | 8pt. | 布の織り目のように型押しされたカーフストラップも、黒くコーティングされたピンバックルも、ともに加工が上質。 |
操作性(5pt.) | 5pt. | ストップセコンドとクイックコレクトデイト機能があり、リュウズが大きくベゼルはつかみやすいため、楽に操作ができる。 |
ケース(10pt.) | 8pt | 丁寧に加工されていて、防水性は30気圧としっかりした作り。ソリッドバックのため、ムーブメントが見えないのは少々残念。 |
デザイン(15pt.) | 13pt. | リニューアルによって、スポーツウォッチとして一層印象深くなった。無反射加工の風防が青色に見えることがあるため、緑色の文字盤の上では邪魔に感じるのがやや難点。 |
視認性(5pt.) | 3pt. | 時分針とアワーインデックスの数字は昼夜を問わず見やすいが、ミニッツマーカーが控えめ。クロノグラフ針は主張が弱く、文字盤とのメリハリに欠ける。 |
装着性(10pt.) | 10pt. | これほど大型で厚みも堂々たるモデルながら、着け心地は驚くほど優れている。 |
ムーブメント(20pt.) | 14pt. | 裏蓋を開けた時、目に見える部位には装飾が施され、またローターには金色文字が入れられる。クロノメータークラスのムーブメントとしてきれいに仕上がっている。 |
精度安定性(10pt.) | 8pt. | C.O.S.C.認定のクロノメーター基準を満たしているだけに優秀。 |
コストパフォーマンス(15pt.) | 12pt. | 優れたデザインや加工レベルの高さ、抜群の装着感を考えると納得の金額。 |
合計 | 81pt. |