いま時計界では「グリーンダイヤル」がトレンド。ここ数年続いているブルーダイヤルの人気も相変わらずだが、今年はグリーンダイヤルがぐっと増えた。
こうしたカラーダイヤルの増加はペイントやメッキなどの仕上げ技術が進化したためで、これからいっそうさまざまなカラーがメインストリームに登場することになるのだろう。はたして次は何色か、そんなことをかんがえるのも時計好きにはちょっとした楽しみだ。
また、グリーンダイヤルが増えた理由のひとつに、オリーブやカーキといったスモーキーなグリーンが、やはりトレンドの「ミリタリー」と親和性が高いことが挙げられる。ここで選んだモンブランはその好例で、昨年のブラックダイヤルをグリーンダイヤルにしたことで、一変、ミリタリーな印象にしている。
もちろん、ピアジェやウブロのような鮮やかなグリーンダイヤルも、今後どんどんと増えそう。さて、あなたはどんなグリーンが、お好みだろうか。
5位
ピアジェ「ピアジェ ポロ」
直径42mm
自動巻き(Cal.1110P)
25石
2万8800振動/時
10気圧防水
SS
世界限定500本
105万円(税別)
ダイヤルとレザーストラップをグリーンにしたことで、これまでのブラックやグレー、ホワイト、ブルーとは違う魅力になっているのが注目点。ピアジェの十八番の薄型ケースでもあり、ドレスウォッチとしてもおすすめだ。
4位
モンブラン「モンブラン 1858 ジオスフェール リミテッドエディション 1858」
直径42mm
自動巻き(Cal.MB29.25)
26石
2万8800振動/時
10気圧防水
ブロンズ
世界限定1858本
71万円(税別)
昨年の話題作のダイヤルとベゼルをカーキに、さらにカーキのNATOストラップでミリタリーテイストにしたモデル。「グリーンダイヤル」と「ミリタリー」と「ブロンズケース」の3つのトレンドを備えているのも特筆点だ。
3位
ウブロ「クラシック・フュージョン クロノグラフ キングゴールド グリーン」
直径42mm
自動巻き(Cal.HUB1153)
35石
2万8800振動/時
5気圧防水
18Kキングゴールド
282万円(税別)
ウブロは世界初の鮮やかな赤のセラミックケースや、ベルルッティのベネチアレザーのダイヤルなど、素材使いも色使いも時計界随一の名手。これは独自のキングゴールドとグリーンの色合わせが絶妙の美しさとラグジュアリー感だ。
2位
ショパール「L.U.C クロノ ワン フライバック」
直径42mm
自動巻き(Cal.L.U.C 03.03-L)
45石
2万8800振動/時
100m防水
Titalyt®
世界限定100本
333万円(税別)
ミリタリーグリーンのダイヤルが、これまでの「L.U.C」とはまったく違ったタフでマッチョな印象。チタンにエレクトロプラズマ酸化処理を施したTitalyt®(タイタリット)のグレイッシュなカラーもミリタリーな雰囲気だ。
1位
パテック フィリップ「アクアノート 5168」
直径42.2mm(10~4時方向)
自動巻き(Cal.324 S C)
29石
2万8800振動/時
12気圧防水
WG
433万円(税別)
かつてレディスの「アクアノート・ルーチェ」が全6カラーで展開されていたときのカーキのモデルを思い出させる好モデル。ルーチェのカーキは大人の女性に人気の隠れた名作であったが、これも大人の男の人気を集めそうだ。