グラスヒュッテ・オリジナル 2019新作一挙公開!

2019.05.20

セネタ・クロノメーター・トゥールビヨン・リミテッド・エディション

セネタ・クロノメーター・トゥールビヨン・リミテッド・エディション

手巻き(Cal.58-05)。85石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。Pt(直径42mm、厚さ12mm)。5気圧防水。限定25本。価格未定。

セネタ・クロノメーターの機構を、フライングトゥールビヨンに加えた新作。リュウズを引くと、キャリッジ自体がゼロリセットし、それに併せて時と分の表示も完全に同期する。なお、キャリッジのゼロリセットは、おそらく別の動力源で行われているはずで、リュウズを引くと、ゆっくりキャリッジが回転し、ゼロ位置でストップする。グラスヒュッテ・オリジナルいわく「特許申請中に付き、詳細は明かせない」とのこと。また、ハイエンド機らしく、ムーブメント全面には彫金仕上げが施される。関係者曰く「限定25本だが、構造がかなり難しいので、年に何本作れるかわからない」という、極めつけにややこしいモデルである。

Cal.58-05


パノインバース・リミテッド・エディション

パノインバース・リミテッド・エディション

手巻き(Cal.66-08)。31石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約41時間。Pt(直径42mm、厚さ12mm)。5気圧防水。限定25本。価格未定。

グラスヒュッテ・オリジナルの大ヒット作、パノインバースに加わった限定版。ケースをPtに改めたほか、地板の一部をカット、加えて全体に彫金を施している。これまでダイヤモンドカットの面取りを好んできたグラスヒュッテ・オリジナルだが、今年の限定モデルのいくつかは、手仕上げによる面取りを備えている。まだ深く面取りできるだろうが、仕上げ自体は良好だ。自社で工場を持つだけあって、ラッカー仕上げの文字盤は非常に出来が良い。なお、今後グラスヒュッテ・オリジナルは、少量生産のハイエンドモデルを拡充するとのこと。

Cal.66-08