グラスヒュッテで製造された初のダイバーズウォッチ発売から50年、グラスヒュッテ・オリジナルのマニュファクチュールはその誇り高き伝統的なモデルを蘇らせた。「SeaQ」は伝説の「Spezimatic RP TS 200」の正当な後継モデルであると同時に独自の特徴も備えている。歴史的な先代モデルと同様に、以前のスティールモデルではクローズドケースバックのみの展開だったが、この度、サファイアクリスタル製ケースバックのオプションが投入された。さらに、既にSeaQを購入し、その機械式ムーブメントを外側から眺めたいと希望するオーナーのために、ケースバックの交換も可能になる。
波を描くデザイン
「SeaQ」の設計は、グラスヒュッテ・オリジナルのデザイナーやエンジニアにとって挑戦だった。「Spezimatic RP TS 200」が初のドイツ製ダイバーズウォッチとして歴史に名を刻んでからちょうど50年が経ち、市場の需要も製造方法も大きく変化してきた。SeaQは、キャラクターとデザインにおいて歴史的な先代モデルの特徴を受け継ぎながらも、グラスヒュッテ最高峰のクラフトマンシップと、プロ仕様のダイビング装備にふさわしい耐久性・機能性を融合するものである必要があった。そのため、当初のSeaQモデルは、全てクローズドケースバックが採用されていた。そこには20の波を背景に海のシンボルであるトライデント(三叉槍)とグラスヒュッテ・オリジナルのダブルGロゴを組み合わせたエングレービングが施されており、それらは20気圧防水であることと、ダイバーズウォッチの認証基準DIN 8306およびISO 6425準拠の試験済みの品質であることを意味していた。
2022年にグラスヒュッテ・オリジナルは、シリーズ初のサファイアクリスタル製ケースバックを備えたレッドゴールドバージョンを加えて、このSeaQラインの拡充を図っていた。
伝統と現代性
SeaQは2019年の初代発売開始から世界中にファンを持ち、現在は全部で6バージョンが用意されている。多くのコレクターがSeaQをクラシックの美的な再解釈として評価している一方、他の時計愛好家からはモダンで万能な機能も評価されている。そこで、グラスヒュッテ・オリジナルは、顧客から多くの要望があった、ステンレススティールモデル向けのサファイアクリスタル製ケースバックのオプションと、SeaQの内なる美しさを引き出すバイカラーバージョンを実現した。
追加投入されたSSのトランスパレントバック
自社製ムーブメントCal.39-11はグラスヒュッテの極めて優れた時計製造技術の特徴を備えている。グラスヒュッテリブ仕上げを施した3/4プレート、スワンネック微調整機構、ダブルGロゴをあしらったスケルトン加工のローターは、技術と美しさの両方で最高水準を誇るクラフトマンシップを証明している。すでにSeaQをご購入済みのオーナー様は、クローズドケースバックからサファイアクリスタル製ケースバックに交換も可能だ。もちろん、20気圧防水の性能はそのまま、である。
SeaQ39.5mm は、2024年12月より、オプションのサファイアクリスタル製ケースバック付きでグラスヒュッテ・オリジナルのすべての正規販売店から販売される。また 2025年1月以降、グラスヒュッテ・オリジナルカスタマーサービスにて、ご購入済み SeaQ モデルのケースバックを交換する有償サービスを開始予定。
8段階の緩急微調整メカニズムを備えたSSブレス
自動巻き(Cal.39-11)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。SSケース(直径39.5mm、厚さ12.15mm)。200m防水。152万9000円(税込み)
ブルーのシンセティックストラップ
フォールディングバックルを備えたショートバージョン。自動巻き(Cal.39-11)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。SSケース(直径39.5mm、厚さ12.15mm)。200m防水。140万8000円(税込み)
12時位置にサファイア、ベゼルに47個のダイヤモンドバージョン
自動巻き(Cal.39-11)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。SSケース(直径39.5mm、厚さ12.15mm)。200m防水。248万6000円(税込み)
ブルーのシンセティックストラップのダイヤバージョン
※フォールディングバックルを備えたショートバージョン。自動巻き(Cal.39-11)。2万8800振動/時。パワーリザーブ約40時間。SSケース(直径39.5mm、厚さ12.15mm)。200m防水。236万5000円(税込み)