ブレゲの時計が放つ大人の魅力。人気の秘密とおすすめ15選

トラディションのおすすめ

「トラディション」は、ラウンドケースにシンプルなラグというクラシックなフォルムと、大胆なダイアルの構造が楽しめるコレクションだ。

ダイアルを小型化してオフセンターに配置し、トランスパレントバックでもあるため、両面からムーブメントの大部分を鑑賞できる。

ブレゲひげゼンマイやパラシュートなど、ブレゲの発明が駆動する様子を堪能できる、3種のモデルを紹介しよう。

トラディション レディ 7038

ケース径37mmの「トラディション レディ 7038」は、ベゼルにブリリアントカットダイヤモンドがセットされた女性向けトラディションだ。

オフセンターに配置されたナチュラル マザー・オブ・パール ダイアルには、クル・ド・パリ紋様のギヨシェ彫りとローズゴールドのブレゲ針を採用し、優美な雰囲気が漂う。

両面から鑑賞できるCal.505 SRは、伝統的なパラシュートで衝撃を吸収し、脱進機にはブレゲひげゼンマイと先進的なシリコン製のガンギ車とアンクルを採用した。

10時方向のレトログラード式スモールセコンドはメカニカルなギミックだが、香箱とローターにロゼット紋様を配してエレガントにまとめている。

トラディション インディペンデント クロノグラフ 7077

ケース径44mmの「トラディション インディペンデント クロノグラフ 7077」は、正面から見ても裏面から見てもシンメトリーなムーブメントの機構が堪能できるクロノグラフだ。

2時方向には55時間表示のパワーリザーブ・インジケーター、10時方向には20分積算計、6時方向にはクロノグラフ作動インジケーターを配している。

1820年に完成した二重秒針時計へのオマージュのような、ムーブメントが露わになりながらも均整の取れたフェイスが印象的だ。

トラディション7067

ケース径40mmの「トラディション 7067」は、2つのダイアルでローカルタイムとホームタイムを表示するGMTモデルだ。

これは、ダイアルを小型化してオフセンターに配置するトラディションならではのデザインで、12時方向のシルバー仕上げゴールドのダイアルがローカルタイム、8時方向のブラック仕上げゴールドのダイアルがホームタイム（基準時刻）を示す。ダイアルはいずれも手彫りでギヨシェ模様を施している。

また10時方向には、昼をシルバー、夜をブラックで表すデイアンドナイト・インジケーターを配置している。

クラシックのおすすめ

「クラシック」はダイアルの装飾にフォーカスしたコレクションで、シンプルで洗練された意匠は高い判読性も実現している。ここでは、定番モデルの5177を含む3種を紹介する。

クラシック 5177

ケース径38mmの「クラシック 5177」は、複雑機構を搭載しないシンプルな3針モデルであり、エレガントなダイアルの装飾が際立つ。

現在、15のバリエーションがラインナップされており、ケースは18Kホワイトゴールド、ローズゴールド、イエローゴールドの3種類を用意。

ブレゲの伝統的なギヨシェ文字盤だけでなく、グラン・フーのホワイトエナメルやブルーエナメル装飾を施したモデルもある。また、レザーストラップだけでなく、ゴールドブレスレットも揃うなど、バリエーションは多彩だ。

クラシック 5157

ケース径38mmの「クラシック5157」は一見すると5177に似ているが、2針モデルであり、より主張を抑えたコンパクトな仕上がりだ。

ムーブメントは、5177がCal.777Qでケース厚8.8mmであるのに対し、5157ではCal.502,3を搭載しケース厚はわずか5.4mmである。部品数が少なく軽量化も実現したモデルだ。

ベーシックなクラシック時計を求めるなら5177、最小構成のシンプルピースを求めるなら5157という選択ができるだろう。

クラシック オーラ・ムンディ 5727

ケース径43mmの「クラシック オーラ・ムンディ 5727」は、Cal.777がベースのCal.77FOを搭載した、複雑機構搭載モデルだ。

ダイアル6時位置の都市名をホームタウンに設定して時刻合わせをすると、8時側のプッシュボタンを押すだけで、選択したタイムゾーンに連動して時刻、日付、昼夜が瞬時に切り替わる。

リュウズ操作で
第2タイムゾーンを設定しておけば、ワンアクションで2都市間の切り替えも可能だ。シンプルかつエレガントなダイアルでGMT機能を実現した、高度に洗練されたワールドタイマーといえるだろう。