おすすめモデル
代表モデルの「レベルソ」と「マスター」からは、多くのバリエーションが展開されている。それぞれのシリーズから、特に人気のモデルを紹介しよう。
レベルソ・トリビュート・スモールセコンド
「レベルソ・トリビュート・スモールセコンド」は初代レベルソの文字盤デザインをリバイバルし、2018年に登場したモデルだ。
キャリバーには機械式手巻きで、パワーリザーブ約45時間の822/2を搭載している。文字盤には、レベルソではブルーと珍しいワインレッドの2系統が用意されている。
裏面の素材も、初代モデルと同様にステンレススティールだ。ストラップには、アルゼンチンの有名ブーツメーカーであるカーサ・ファリアーノのレザーストラップが採用されている。
1920~30年代に流行した幾何学模様のアールデコ様式が全てのディテールに取り入れられており、シンプルながら飽きのこない1本だ。
マスター・コントロール・デイト
1992年に発表された「マスター・コントロール」コレクションを刷新したモデル。シルバーカラーで統一されたシンプルな文字盤が、クラシカルで洗練された雰囲気を作り上げている。
搭載するムーブメントは、899系を全面的に改良したCal.899AC。パワーリザーブを約43時間から約70時間へと飛躍的に伸ばした。
サファイアクリスタル製のケースバックから、22Kゴールド製のローターで作動する自動巻ムーブメントの動作美を楽しめることも魅力だ。
マスター・コントロール・ジオグラフィーク
「マスター・コントロール・ジオグラフィーク」自動巻き(Cal.939AA)。34石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約70時間。SS(直径40mm、厚さ10.96mm)。5気圧防水。135万2000円。
搭載ムーブメントを改良したGMT搭載モデル。2時位置にカレンダー、6時位置に第2時間帯・24時間表示・世界24都市表示、10時位置にパワーリザーブ表示を配置しながら、情報量の多さは感じさせない。
10時位置のリューズで世界24都市表示のディスクを回転させると、第2時間帯のサブダイアルが各タイムゾーンを指し示す。
一目で2都市の時間を把握できるので、世界を飛び回るビジネスマンやトラベラーに理想的なモデルと言えるだろう。
魅力を知ると理解も深まる
ジャガー・ルクルトには、一見してわかるような派手さはないものの、真のマニュファクチュールであることや、機械屋としてのプライドを持ち続けていることを理解すれば、その魅力が分かるのではないだろうか。
安定性や安心感といった時計本来の価値を追求し、時代の要求にも応え続けているジャガー・ルクルトは、機能にこだわる紳士にこそおすすめできるブランドだ。
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