10代でスイスに渡り、オーデマ ピゲやヴォーシェを経て、2019年よりジャガー・ルクルトの開発部門ディレクターを務める時計師の浜口尚大氏。スイスでも高名な浜口氏が来日するにあたり、高級時計専門誌『クロノス日本版』編集長の広田雅将とトークイベントを行うことになった。イベントの開催は2025年4月26日(土)17時30分~、ジャガー・ルクルト 銀座並木ブティックにて。今回このトークイベントに、webChronosの読者を10名限定で招待する。
時計業界の両雄がぶつかる!? 浜口尚大氏×広田雅将のトークイベントが開催!
10代でスイスへ渡り、ルノー・エ・パピやオーデマ ピゲ、ヴォーシェなどで製品開発に携わってきた、時計業界では知る人ぞ知る時計師・浜口尚大氏。2019年よりジャガー・ルクルトの開発部門ディレクターに就任し、複雑機構をはじめとしたムーブメントの設計、開発に携わってきた。

ジャガー・ルクルトのプロダクト開発部門ディレクター。10代でスイスへ渡り、複雑機構の開発を得意とするムーブメントメーカーや時計ブランドでムーブメントの設計、改良、開発に携わる。2019年より現職。
そんな浜口氏が来日することになった。彼とは旧知の間柄でもある、高級時計専門誌『クロノス日本版』およびwebChronos編集長・広田雅将が、この機会にトークイベントを開催。ジャガー・ルクルトが2025年のウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブで発表した新作「レベルソ」を中心に、その複雑機構やムーブメントについて、浜口氏と広田とで、とことん語り尽くす。
トークイベントはジャガー・ルクルト 銀座並木ブティックで行われる。今回このイベントに、webChronosの読者を10名限定でご招待。専用申し込みフォームから、必要事項を入力のうえ、申し込みされたし。申し込み期限は2025年4月21日(月)13時までだ。
開催概要
日程:2025年4月26日(土)
時間:17時30分~19時
場所:ジャガー・ルクルト 銀座並木ブティック
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座6-7-15 岩月ビル1F
募集人数:10名
申し込み期限:2025年4月21日(月)13時まで
※ご提供いただいた個人情報を、ジャガー・ルクルトと共有する場合がございます。
※応募者多数の場合は抽選となります。当選の発表は、当選者へのご連絡をもって代えさせていただきます。
申し込みフォーム
応募期限:2025年4月21日(月)13時まで
ジャガー・ルクルトの2025年新作腕時計を、実機とともに理解する絶好の機会だ!
今回のイベントの醍醐味は、浜口氏と広田との対談にとどまらない。ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブで発表された新作レベルソが早々に日本に入荷しており、その実機を見ながらこのふたりの解説を聞くことができるのだ。
2025年に発表された、新作「レベルソ」の目玉のひとつ。なお、18KPGモデルも同時にリリースされている。手巻き(Cal.834)。18石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約42時間。SSケース(縦49.4×横29.9mm、厚さ11.14mm)。3気圧防水。330万円(税込み)。
とりわけ「レベルソ・トリビュート・ジオグラフィーク」は、気になっていたという時計愛好家も少なくないだろう。広田も現地で、浜口氏にこの新作腕時計について取材した(広田の取材記事:https://www.webchronos.net/features/135463/)。“ジオグラフィーク”はジャガー・ルクルトのトラベルウォッチに付けられてきた名称で、レベルソでは1998年に製造された「レベルソ・ジオグラフィーク」が、第一作目となる。トラベルウォッチということで、本作にはワールドタイム機構が搭載された。とはいえ、一見するとベーシックな3針モデルである。しかしレベルソの特徴でもある、ケースを反転させたその裏側に、世界地図と都市名、24時間表示のタイムゾーンディスクがあしらわれているのだ。
また、レベルソ・トリビュート・ジオグラフィークとともにウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブで発表された「レベルソ・トリビュート・ミニッツリピーター」が用意されるというのも、参加者には大きな朗報だ。
手巻き(Cal.953)。72石。2万8800振動/時。パワーリザーブ約48時間。18KPGケース(縦51.1×横31mm、厚さ12.6mm)。3気圧防水。世界限定30本。要価格問い合わせ。
ジャガー・ルクルトはミニッツリピーターを「時計職人がマスターするのが最も困難で、最も挑戦のしがいがある複雑機構」とみなしている。レベルソの小さい長方形のケースにこの複雑機構を搭載させつつ、優れた音質をかなえるための開発・研究を行ってきた歴史を持ち、2005年のクリスタルゴングや2009年のトレヴュシェハンマーなどといった特許技術によって、豊かな音色を実現してきた。本作は、サイレントインターバルを除去するサイレント・タイムラプス低減機構も含めて、7つの既存特許が盛り込まれた大作である。
このレベルソ・トリビュート・ミニッツリピーターを、開発に携わってきた浜口氏の詳細な解説の下、実際に見て、音色を聴けるというのは、なかなかない好機と言える。
さらに、広田が現地で「イチオシ」していた、ミラネーゼリンクブレスレットを備えた「レベルソ・トリビュート・モノフェイス・スモールセコンド」も展示される。

手巻き(Cal.822)。19石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約42時間。18KPGケース(縦45.6×横27.4mm、厚さ7.56mm)。3気圧防水。642万4000円(税込み)。
広田いわく「非常によくできたミラネーゼ」とのこと。近年各社が外装の質を向上させており、出来の良いブレスレットが格段に増えた。革ベルトのラインナップが多かったメンズ向けレベルソの中に誕生したミラネーゼブレスレットの、その実力を知る良い機会となるだろう。
そのほかにも、「レベルソ・ハイブリス・アーティスティカ キャリバー179」や「レベルソ・ワン・プレシャスフラワーズ」など、ジャガー・ルクルトの中でも稀少なタイムピースが一堂に会する。
手巻き(Cal.179)。46石。2万1600振動/時。パワーリザーブ約40時間。18KWGケース(縦51.2×横31mm、厚さ13.63mm)。30m防水。要価格問い合わせ。
手巻き(cal.846)。18石。21,600振動/時。パワーリザーブ約38時間。18KWGもしくは18KPG(縦40×横20mm)。3気圧防水。要価格問い合わせ。
ジャガー・ルクルトでさまざまな複雑機構の開発を手掛けてきた浜口氏の話を聞きながら、レアタイムピースを目の前に過ごす時間は、時計愛好家にとっては特別で、贅沢なものとなるに違いない。この機会を逃さないためにも、ぜひ応募してみてはいかがだろうか。