ジンの時計が人気の理由。独自技術によるプロ仕様と人気モデルを解説

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2021.04.07

ジンの人気モデル

機能性を極めるジンの時計には、多彩な表情のモデルがラインアップされている。その中から、厳選した人気3モデルを紹介しよう。

深さ2000mを耐える U2

U2

ジン独自のテクノロジーを満載したプロフェッショナルダイバーズウォッチ。防水性能は時計ブランドで初めて、世界最大の船級・認証機関ゲルマニア・ロイド(現DNV GL)の検定をクリアした。「U2」。自動巻き(Cal.SW330-1)。21石。2万8800振動/時。Uボート・スチールケース(直径44mm、厚さ15.5mm)。200気圧防水。51万7000円(税込み)。

ジンのUシリーズは、ドイツの最新鋭潜水艦Uボートに用いられる鋼鉄をケースに使用する人気コレクションだ。そして「U2」は、2000mの耐圧テストをパスするプロスペックを有しながら、ケース厚を15.5mmに留めた人気のダイバーズウォッチである。

Uボート・スチールは、海水への耐性や反磁気性をもち、ひび割れへの耐性も高い。回転ベゼルにはジン独自のテギメント加工を施すことで、セラミックス以上の高硬度1500ビッカースを実現した。

ジンの基本精神を受け継ぐ 103.B.AUTO

103.B.AUTO

1960年代のドイツ空軍のクロノグラフとして採用された「155」のベゼルデザインを踏襲した、103シリーズのベーシックモデル。強化アクリル製風防は、実戦を前提とした仕様で、表面の傷をポリッシュで簡単に落とすことができる。「103.B.AUTO」。自動巻き(Concepto C99001)。25石。2万8800振動/時。SSケース(直径41mm、厚さ15.5mm)。20気圧防水。35万2000円(税込み)。

「103.B.AUTO」は、良好な視認性と高い計時精度を追求したモデル。ブラックベゼルは、60年代にドイツ空軍に正式採用された同ブランドの「155」の意匠を受け継いだもの。

ねじ込み式リュウズ、ねじ込み式裏蓋などの必要最小限のスペックに、ドイツ空軍が要求する強化アクリル製風防を装備。

シンプルでありながらクラシカルな雰囲気をたたえるそのデザインは、機能性を最重要視するジンの基本精神を体現している。

必要最低限だけを搭載した 556.M

556.M

航空機のコックピットクロック由来のシンプルな3針デイト。総サテン仕上げのステンレススティールケースは、直径38.5mmと小ぶりでミニマルな魅力を放つ。20気圧防水でありながら、トランスパレントバック仕様である。「556.M」。自動巻き(Cal.SW200-1)。26石。2万8800振動/時。SSケース(直径38.5mm、厚さ11mm)。20気圧防水。24万2000円(税込み)。

航空機のコックピットクロックに由来する、シンプルなデザインを受け継いだ「556」シリーズの基本モデル。ダイアル上に装備されているのは、時、分、秒を示す3針とデイト機能のみ。

「556.M」は、機能重視の姿勢と独自のテクノロジーが生み出すジンの世界観を体感できる、エントリーモデルとして最適な1本だろう。

耐衝撃性、防磁性、防水性など、すべてDIN(ドイツ工業規格)に準拠したスペックと、虚飾を排したシンプルな佇まいで、いつまでも愛用できる逸品だ。


ドイツらしい質実剛健なジンの魅力を体感しよう

質実剛健なジンの時計には、プロフェッショナル仕様の機能性を追求する気概が凝縮されている。信頼できるタフネスと精巧さを備えたジンの時計を身に着け、ぜひその魅力を体感してほしい。



Contact info: ホッタ Tel.03-5148-2174


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【インタビュー】ジン特殊時計会社 社長「ローター・シュミット」

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