ミニッツリピーター搭載モデル
熱心な時計ファンにも憧れを抱く者が多いミニッツリピーターだが、この機構を搭載したパテック フィリップのコレクションについて紹介しよう。
代表的なミニッツリピーター 5078G-001
クラシカルなデザインをまとった「5078G-001」は、パテック フィリップを代表するミニッツリピーター搭載モデルだ。
リピーター機構を搭載していることは、ケースの左側に装備されたスライドピースで分かる。直径38mmのコンパクトなケースに搭載されている自動巻きムーブメントは、ミニッツリピーター専用の「Cal.R 27 PS」だ。
ケース素材にはホワイトゴールドを採用し、七宝文字盤にも新たにクリーム色を用いている。ダイアル上ではホワイトゴールド製のブレゲ数字・ブレゲ式指針も映え、エレガントに時を刻む。
トリプルコンプリケーション 5207G-001
「5207G-001」は、ミニッツリピーターの他にも、トゥールビヨン・瞬時日送り式窓表示永久カレンダーも搭載しているトリプルコンプリケーションモデルだ。
ブルー・ソレイユのダイアルが、鮮やかな印象を与える。ケース素材にホワイトゴールドを採用していることも、5207コレクションにおいては初となる。
ムーンフェイズがロマンティックな雰囲気を醸し出す同モデルは、557個のパーツで構成される手巻きムーブメント「Cal.R TO 27 PS QI」を搭載している。
2019年の新作 5078G-010
2019年、新たに登場した話題のモデルが「5078G-010」だ。パテック フィリップが誇るコンプリケーション・ミニッツリピーターを備えたムーブメント「Cal.R 27 PS」を搭載する。
ミニッツリピーターは17世紀に発明され、18世紀の天才時計職人アブラアン‐ルイ・ブレゲの手によって飛躍的な技術革新を遂げたが、パテック フィリップの5078G-010はミニッツリピーターを蘇らせたとも評されており、稀代の名機として時計ファンに広く知られている。
文字盤の装飾は、思わず息を飲むほどに芸術的な仕上がりだ。手作業で施された渦巻模様とアラベスク模様が織りなすダイアルの美しさは、最上級の工芸品といえる。
パテック フィリップの美しい音色を聞こう
現代に生きる者にとっては、時を音で知ることに不思議な感覚を覚える。しかし、その音に耳を澄ませば、イギリスの暗闇で時計が時を奏でる幻想的なシーンが脳裏に浮かぶだろう。
最高の技術で複雑機構を製造するパテック フィリップは、優雅に時を知らせてくれる。美しい音色を持つ最高の一品を手にしてみてはいかがだろうか。
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