時計ジャーナリストが語る、インターチェンジャブル機構を備えたレディスウォッチ
特別な工具なしに、自分で簡単にストラップを交換できるインターチェンジャブル機構。時計をコーディネートの一部として楽しみたい女性にとって、日々の装いに合わせられるのは嬉しいポイント。クロノス日本版編集長の広田雅将、ウォッチ&ジュエリージャーナリストの野上亜紀は、インターチェンジャブル機構を備えたレディスウォッチをどう見たのか?
広田:時計製作において、やることも尽きてきたので、各社は今ストラップに凝るようになってきたんでしょうね。チェンジャブルストラップのよいところは、ケースとの間の汚れが落とせるところ。かつパートナーとの“シェアウォッチ”にも欠かせない仕様といえるでしょう。
野上:女性が時計に求める絶対要素のひとつにストラップがあります。女性ならではの“装い”の要望にきちんと応えた結果がこのチェンジャブル仕様でしょう。以前はストラップのみの変更でしたが、最近は技術の進化に伴い、ブレスレットとのチェンジも可能になったのが嬉しい。
装いを新たに!チェンジャブルストラップ
簡単にストラップを付け替えることのできる仕様は、今ではレディスウォッチを語るうえで欠かせないテーマのひとつに。オンもオフも、多彩な自分を演出してくれる最高の存在である。
ゼニス
いくつもの表情を楽しみたい星空のような時計
新作のテーマはネーミングのごとく、“夜空”。美しいブルーのグラデーションを用いた意匠が目を奪う。ブレスレットを、ラバーで裏打ちした使い勝手のよいカラーストラップへと簡単に付け替えることができるのも魅力である。直径36ミリという大きめサイズながらも、ダイヤモンドセッティングにもこだわりを見せた、レディライクにまとえる1本だ。
自動巻き。SS×D。直径36mm。115万円(税別)。3本のカーフレザー×ラバーストラップが付属。問/ゼニス ブティック銀座 Tel.03-3575-5861
シャネル
永遠の“ボーイフレンド”、待望のチェンジャブルストラップ登場
大切な人の時計を借りたかのような、マスキュリンな魅力を放つ「ボーイフレンド」。ヴァンドーム広場と同じ8角形のケースと、バッグのキルティングを模したストラップがメゾンのアイデンティティーを物語る。実はこの時計、コレクション初のチェンジャブルストラップモデル。まるでシャネルのファッションのように、“着替える”楽しみをも併せ持つようになった。
クォーツ。SS+カーフレザーストラップ。縦27.9×横21.5mm。40万5000円(税別)。問/シャネル(カスタマーケア) Tel.0120-525-519
ロンジン
交換可能な鮮やかカラーストラップに注目
クォーツ。SS(販売時はSSブレスレットが付属)。縦32×横20.8mm。15万2000円(税別)。別売りカーフレザーストラップ。各1万300円(税別)。問/ロンジン Tel.03-6254-7350
「ロンジン ドルチェヴィータ」のために、付け替え可能なストラップが誕生した。ブレスレット、または黒や赤などのストラップを備えた既存の仕様を店舗で上のストラップに替えてもらえば、そのあとは自分でチェンジすることができる仕組み。バリエーション豊かな全7色のストラップから、夏らしい自分好みのカラーリングを遊びたい。
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