2021年 IWCの新作時計まとめ

ビッグ・パイロット・ウォッチ・トップガン “モハーベ・デザート”

　2007年よりライセンス契約をするアメリカ海軍戦闘機兵器学校（通称トップガン）からのフィードバックを活用し、パイロットウォッチの開発を行っているIWC。2021年、「ビッグ・パイロット・ウォッチ・トップガン」シリーズに、アメリカ海軍航空武器基地チャイナレイクのあるモハーベ砂漠の乾燥した台地からインスピレーションを得たふたつの「モハーベ・デザート」モデルが追加された。共に、デザートカラーのセラミック製ケースを備え、同系色の明度の差でダイアルデザインを作り出している。そのうちの1本「ビッグ・パイロット・ウォッチ・トップガン “モハーベ・デザート”」は、46mm径のサンドカラーのセラミックケースに、約168時間のパワーリザーブを誇るCal.52110を搭載するモデル。ケース内に備える軟鉄製インナーケースは、磁場の影響からムーブメントを保護し、多数の電子機器に囲まれた航空機内での安定した作動に寄与している。また、チタン製の裏蓋にはトップガンのロゴがエングレーヴィングされる。

ビッグ・パイロット・ウォッチ・パーペチュアル・カレンダー・トップガン “モハーベ・デザート”

「ビッグ・パイロット・ウォッチ・パーペチュアル・カレンダー・トップガン "モハーベ・デザート"」は、IWC伝統の永久カレンダーと約168時間のロングリザーブを備えるCal.52615を搭載したモデルだ。ケースはビッグ・パイロット・ウォッチとしては初の試みとなるセラミックス製で、大規模軍事施設であるアメリカ海軍航空武器基地チャイナレイクが置かれるモハーベ砂漠を意識したサンドカラーが特徴である。このケースに合わせられるストラップは、同じくサンドカラーをまとった布製インレイ付のラバーストラップである。販売本数そのものに限りがある訳ではないが、年間の販売本数は150本に限定されている。