デファイ 21 フェリペ・パントン エディション
自動巻き(Cal.エル・プリメロ9004)。53石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約50時間。セラミックケース(直径44.0mm)。10気圧防水。世界限定100本。220万円(税込み)。
現代アートの巨匠として知られるアルゼンチン系スペイン人のフェリペ・パントン。既存の概念にとらわれない革新的なアートを追求するパントンは、2020年に同じく革新を続けるゼニスと共鳴し、同社のマニュファクチュール本館ファサードを現代アートのキャンバスとして仕上げた。
そして今回、両者のコラボレーションは「デファイ 21」のダイアル上にレインボーグラデーションを取り入れた、スペシャルモデルを生み出すに至った。
時分針は、グラデーションが施されているだけでなく、パントンの作品に見られる稲妻を表現し、意図的に歪んだデザインとしている。インデックスにはそれぞれ異なる色が使われ、オープンワークされたダイアルからは、ブリッジにまでレインボーグラデーションが施されたムーブメントを確認することができる。
初の試みとなるこのグラデーションはPVD加工によるものだが、理想を追求するためには、専門家とともに試行錯誤を繰り返し、数カ月の時間を費やさなければならなかった。パントンの世界観はケースにまで及んでおり、ベゼル上にはグリッドが、ケースの四隅には「F」「P」「#」「1」(「Felipe Pantone El Primero」を意味する)の文字が刻印されている。搭載されるムーブメントは毎時36万振動のクロノグラフ用脱進調速機を持つCal.エル・プリメロ9004。世界限定100本の販売となる。
デファイ 21 スペクトラム
自動巻き(Cal.エル・プリメロ9004)。53石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約50時間。SSケース(直径44.0mm、厚さ15.4mm)。3気圧防水。各色世界限定10本。各412万5000円(税込み)。
「デファイ 21 スペクトラム」は、毎時36万振動のクロノグラフ用高振動脱進調速機を備えるCal.エル・プリメロ9004を搭載したモデルである。センターのクロノグラフ針は1秒で1周し、1/100秒まで計測することができる。3時位置には30分積算計、6時位置には60秒積算計、9時位置にはスモールセコンド、12時位置にはクロノグラフパワーリザーブインジケーターが配置されている。
今作の特徴は、その計時機能だけではない。「スペクトラム」の由来となった、グリーン、オレンジ、パープル、ブルー、ブラックの5色による色鮮やかなカラーバリエーションも大きな魅力のひとつだ。
オープンワークされたダイアルからは、それぞれの色に染められたムーブメントの地板やローターがのぞき、ベゼルには同色のバゲットカットされた宝石が44個敷き詰められている。さらに、ステンレススティール製ケースには合計288個ものブリリアントカットダイヤモンドがセットされ、一層の輝きを添えている。各色世界限定10本で、ゼニスブティックのみでの販売となる。
デファイ 21 ウルトラブルー
自動巻き(Cal.エル・プリメロ9004)。53石。3万6000振動/時。パワーリザーブ約50時間。Tiケース(直径44.0mm)。10気圧防水。156万2000円(税込み)。
2020年に発売された「デファイ 21 ウルトラヴァイオレット」。ムーブメントのブリッジとローターをヴァイオレットに染め上げたこのモデルは、未来の時計製造という独自のビジョンを持つゼニスにふさわしいモデルであった。
そして今回、ブリッジとローターにブルーを用いたモデルが発表された。ブルーは同社にとって特別なカラーであり、ブランド名のインスピレーションを得るに至った星空を想起させる。加えて、有名な高振動自動巻きクロノグラフムーブメントである「エル・プリメロ」を搭載した初期のモデル「A386」にも用いられた。
オープンワークされたダイアル上に並んだインダイアルは、互いにわずかに重なっており、その背後から見えるムーブメント内部と共にダイアルの立体感を高めている。ケースはマットなサテン仕上げのチタン製。特徴的なファセットカットが金属感を強めている。搭載されるムーブメントは毎時36万振動のクロノグラフ用脱進調速機を持つCal.エル・プリメロ9004。
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