Cal.Oris 400を基盤とした新作ムーブメントが早くも登場
鈴木「今後のCal.Oris 400の展開はどうなるんだろう。まずガッチリしたダイバーズに載せたのは選択肢として理解できるけど」
細田「Cal.Oris 400の直径は30mmで、アクイスではケース系を2mm小さくしたモデルも出ています。また、ケース径40mmの「オリス カール・ブラシア キャリバー401 リミテッドエディション」にはこのキャリバーを基盤にしたCal.Oris 401を、ケース径38mmの「ヘルシュタイン エディション2021」にはCal.Oris 403を搭載しています」
広田「38mm。おーいぇー!」
細田「38mmに載せるとキツキツくらいだとは思いますが、ビッグクラウンなどのオリスの主力コレクションにも載せられるようには作られていうようです」
鈴木「30mmは頑強に作るにはちょうどいいサイズだし、38mm径のケースにも載せられるなら汎用性も申し分ないですね。頑張ってるね、オリス」
扱いやすく堅牢なクイックストラップチェンジシステム
細田「ストラップはいわゆるインターチェンジャブル式で、流行りもハズしていませんね」
鈴木「バネ棒ではなく、がっしりしたバーに引っ掛ける仕組みになっているから、不安感はなかったです」
広田「ガタの出にくい設計ですよね。アリ、です」
カユいところに手が届く、技アリのバックル
細田「バックルは5段階調節のクラスプを採用しています」
鈴木「ダイバーズでピンバックルだと、着脱時に落とす失くすをよく聞くけど、このタイプならそれはないと思います。それから、エクステンション付きなのがすごく便利だった。本来はウェットスーツの上から巻く時に調整するための機能だけど、人間の腕って意外とむくむし、汗ばんだ時にも緩められるのは快適です」
細田「僕はこれを服の上から着けて登山をしてみましたが、全く問題ありませんでした。バックルの微調整はボタンを押してスライドさせるタイプなんですけど、それを含めてフィット感は良かったです」
結論:総合的に見てパフォーナブルな腕時計!
広田「耐磁性も強いしね。2250ガウスに丸1日さらして日差10秒以内って結構凄い」
細田「今の耐磁時計って第二種の1万6000A/mと、いわゆるミルガウス(=1000ガウス=8万A/m)が主力ですよね。で、オメガのマスター クロノメータだけ飛び抜けて1万5000ガウス(120万A/m)。オメガほどではないにしても帯磁時計としては高いスペックを持っていると」
広田「16万A/mに耐えられるのだから、普通の耐磁時計以上です」
鈴木「8万A/mで高耐磁と言われていた頃に比べたら倍以上のスペックですからね」
広田「頑張ってる。設計思想もスッキリしててオリスらしいし、いい線行ってるなと思う」
鈴木「非常にパッケージングも良いし、価格はラバーストラップで36万3000円、ブレスレットで37万4000円。非常にパフォーナブル」
細田「価格を考えるとすごく良い時計だなと思います」
広田「オリスらしいヌケのない時計。このジャンルはスウォッチグループが無双状態だけど、全然戦える」
鈴木「独立系でここまでムーブメントにも工夫しているブランドってなかなかないですから、この調子で頑張ってほしいです!」
Contact info: オリスジャパン Tel.03-6260-6876
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